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「書くことで自分が分かる」を目の前で目撃したこと。

先日、受験生の夏休みについて記事をアップしましたが、受験というのはいろんなことを一旦引き出しに片付けて、勉強だけに集中するそんな時期なわけです。

FJK(ファーストJK、つまり1年生の女子高生ということです)にもいろんなタイプがいて、受験で頑張ってきたから高校生になったら遊ぼう!という子もいれば、せっかく勉強がんばったからこの調子でどんどん勉強がんばっていこう!という子、あとは部活頑張ろう!など…さまざまです。

うちの娘は「この先も勉強頑張っていこう!」タイプだったのですが、いざ学校が始まってみたら、同じクラスに「遊ぼう!」タイプの子が多くて…いや、実際はどうかは分からないです…遊ぼうタイプの子は日常もSNSなどでも華やかで目立っているからそう感じているだけかもしれません。でも、娘は中学のときみたいに「みんなで勉強がんばろう!」という高校生活が理想だったので、入学早々理想がガラガラと崩れたわけです。

そもそもうちの娘は勉強が好きではないです。周りに遊んでいる子がいる中で自分はマイペースで勉強をし続けられるというタイプでもないです。
先に書いた通り、受験とはいろんなことを一旦引き出しに片付けて、勉強だけに集中する時期。だから、これまで楽しく遊んできたゲームも絵を描くこともマンガを読むことも全部娘の中で「やっていはいけない悪いこと」に分類されてしまって、それらはなかなか戻ってこない事態に。
結果、勉強もしたくないし、趣味的なことも今さらやる気がしないという風になってしまいました…。

そうなると娘も毎日が楽しくないです。でも、何かやろうと思っても何をやりたいかが分からない。そんな状態が続いていました。

しかも、わたしが手帳などをたくさん書くせいで、手帳とはこう書くべきみたいな娘なりのルールがあるようで、思った通りに出来ないとすぐ嫌になるというのを繰り返していて、手帳以外でも「書く」こと自体ネガティブな印象があるというのもあり…。(親がやってるから子どももその背中を見てやるようになるなんて、そんなんたまたまです。)

でも、娘がとにかく毎日いろんなことを思いつくって言うんですよ。だったら、それルーズリーフでもなんでもいいから書いてみようよ、数日でもいいから書いてみよう、書式なんてなんでもいいし、キレイに書かなくてもいいから思いついたことをただ書いてみようよ、となんとか説得して…書き始めたらたくさん書けて、今日で1週間ほどなんですけど、みるみる調子が上がってきてるのが目に見えます。

とにかく何を聞いても「分からない」と答えていたのが、答えられるようになったんですよ。これがスゴイ!
服を買うときも「分からない」「なんでもいい」「ハハ選んで」しかなく、試着しても全くピンとこなくて「いらない」となっていたのに、昨日は「こういう欲しかった!」というのがいくつかあって、買ってあげたら家に帰ってから試着してずっとよろこんでいるんですよ。これはハハとてもうれしかったです。

受験、難しいですね。
小学校時代は周りに中学受験をする子がいたけれど、うちの子はあんまり勉強が好きではなかったし、塾などで生活が乱れるのも嫌だったので普通に公立中学に進むことにしたのですが、高校受験はみんなにやってくる試練。15年程度しか生きていない子にはちょっとハードかなぁと思ったり…ね。

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