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高校受験の夏休みはどう過ごすか 〜タイムマシンに乗って〜

去年の夏休みは受験生のハハやってました。わが家は最後まで塾なしで駆け抜けたのでやはり情報面が弱かったなと思うのです。というわけで、今日はタイムマシンに乗って去年のなかむら家に読んで欲しい記事を書きたいと思います。
前半は勉強や生活面について(一部都内限定情報あり)、後半は都内限定なかんじです。


夏休みは中1〜2の復習のラストチャンスだ!

都立入試は中1と中2の範囲が70%と言われています。
中3の夏休みのうちに中2までの勉強を完璧にしておけば全教科70点くらいは狙えるということ。なので学研の「10日間完成」シリーズをやりました。もちろんこれだけで完璧に分かったとはならないのですが、得意不得意や分かる分からないの判定は出来るので全教科やってみました。価格は1教科605円とやさしい…。

塾に行かないということは家庭学習しかないわけで。どうやって子に勉強を促すかというと、ハハも一緒にやること。「2冊買って一緒にやろうよ〜塾の送り迎えを考えたらその時間くらいあるでしょう〜しかも安いよ〜」と言われ、納得しました(弱

一緒にやることのメリット/デメリット
◎どの教科(単元)が苦手かちゃんと把握できる
◎ハハが分からないところは教えてもらうことで子も勉強になる
◎ハハも勉強になる
×時間を合わせるのが大変

何が上手くいっていなかったのか、テストの点数だけでは分からないこともあり、やっぱり同じ体験をするのはいいなと思いました。

まず、大きくは歴史が苦手…というか嫌いだったので、学研図書ライブラリーで「学研まんがNEW日本の歴史」を読むことにしました。月額550円(初回30日は無料)

あと、今年はスタディサプリで1ヶ月無料キャンペーンをやっています。以後続けても2,178円。
歴史(社会)の伊藤先生がめちゃくちゃ面白いので歴史好きでも嫌いでも父母も一緒に見てほしいです。ちなみにうちの子は最後まで歴史は苦手だったので、受験期の夕食中はテレビを見るのではなくスタサプの歴史を娯楽として見ていました。

その他、細々分からない単元は葉一さんの動画やプリントを活用させていただきました。うちの子は教科によって先生が違うより、葉一さんが全教科やってくれるというところが気に入っていました。こちらは無料!

うちの子はもともと葉一さんの書籍を読んでモチベをあげていたところがあったのでそこもよかったと思います。まんが版なら本読むの苦手でも読みやすいので、塾なしでいくなら読んでおいてもいいと思います。

夏期講習だけでも行ってみることも検討したのですが、夏期講習だけで効果があるのか疑問だったので、塾なしでいくことにしました。
それが最後まで続くわけですが、結果一緒にがんばった受験期は母娘ともにいい思い出になったと思っているので良いかと。

規則正しい生活を続けよ

塾に行かないメリットとして生活が乱れないということがあります。夏期講習は朝から夕方までというところもあると思いますが昼〜夜というパターンも結構あります。そうなると、帰宅は22:00前後になり寝るのは何時になるんでしょう?そういうのもあり、塾には消極的でした。

実際、受験本番の日も普段の学校と変わらないスケジュール。当日その時間にベストな状態を作るためにはいつも通りよりいい方法が思い浮かびません。
とはいえ、うちの子も12月にはコロナにかかり、1月には骨折しました。比較的楽な暮らしをしているはずでもやっぱりダメージはあります。だからこそ、無理はせず日頃の健康を第一に。

とりあえず私立高校の見学に行け!

(ここからは東京都の情報が多めになります。)

「都立志望だから私立は適当でいい」って思うでしょ?そんなことはないんです。適当に滑り止めの私立高校を決めてしまうと行きたくない行かせたくないから、都立高校も落ちないこと優先の選択になってしまうのです。もし落ちてもあの高校なら行ってもいいと思えるくらいの私立高校に合格しておけば、思いっきり都立入試に挑むことが出来ます。

あと私立の「個別相談」はとりあえず参加しておきましょう(「見学や個別相談に行かないと併願優遇が使えない高校もある」というのは本当だと思います)。個別相談は、気楽にどうぞという雰囲気は出していますが多少面接要素もありそうな気配…、個別相談を含む見学のときは親も印象のいい服装で行くのが無難だと思います。夏は暑いし私立は立地が悪いところが多いから大変だけど、その分設備が良くて校舎内は廊下までエアコンが効いていていて涼しいはず。そういうところもしっかりチェックしたほうがいいです。

都立高校は1校だけでも見ておくと後が少し楽です。高校の見学会や説明会のピークは10〜11月ですが、その時に比べることが出来る材料があるのは良いことです。スケジュール調整や予約も結構大変になります。夏休みのうちに高校情報をYouTube(↓オススメ)で見てある程度把握しておくと良いです。

Wもぎを受けよ!

VもぎやWもぎの成績は私立高校の個別相談で聞かれたりします。そして、Vもぎは塾申込でほとんど埋まっているので、塾なし組には会場の空きに余裕があり申込がしやすいWもぎがオススメです。Vもぎは知りませんが、Wもぎは送迎禁止なので近くの会場を選ぶのも良いですし、気になる私立高校の校舎内に入れるチャンスでもあるので選択肢の多いWもぎはおすすめです。

VもぎとWもぎどちらが良いかネットで調べると「どっちでもいい」と言ってる人がほとんどですが、実際Wもぎだったから正確に判定されなかったという感覚は特になかったので、たぶん本当にどっちでもいいです。
とりあえず夏休み終わり前後にあるので、その辺で1度受けておきましょう。その後は11〜12月と1月(最後)あたりで最低3回は受けることー。

そして、Wもぎを早めに受けるメリットは「5科のポイントチェック」をもらえること!これは入試直前までとても役に立ったので早めに入手がお得!(もしかして今年は配布してない…?これめちゃいいのに?)

最後に、うちの子の成績が悪かった理由

うちの子の場合、当たり前なんですけど勉強をしてなくて成績が悪かったんですよ。授業も席にはいるけど内容は理解せず音として聞いてるだけ、ワークも提出と言われたらやるけど分からない問題は赤字で書いてそのまま。それだと分からないことはずっと分からないままでそれが重なって重なって、中2の進路面談時の偏差値は聞いてびっくり平均以下の40台にまで下がっていました。

そして中2の終わり頃に授業を聞いていないことに本人が気づいたんですよ。「授業をちゃんと聞くと先生がちゃんといいこと言ってるの!びっくりした」と。そして、ワークについては「丸つけが嫌い」と言っていたので、タブレットで問題に答えたらさっと採点してくれるスマイルゼミを試してみることにしました。間違えた問題ももう1度やり直しになっていくうちに理解していく、そんな風にちゃんと勉強をやったら、やった分だけ成績が上がっていったんです。

出来る問題が増えると問題を解く大変さも少なくなっていくし、中3は周りに勉強ガチ勢がたくさんいてそのいい波に乗れて、最終的には上位10%台後半の成績まで上がり第一志望合格に合格できました。
もし塾に行っていたら…衝撃のいい出会いがあればもっと伸びたかもしれませんが、普通に考えたらゴール地点はだいたい同じ…もしくは少し下だったかもしれません。

夏休みのあと、秋は学校見学と検定で忙しく、冬は過去問で入試のテクニックも知らないと合格出来ないので、夏休みは中1〜2の復習のラストチャンスなのです。だからせめてあの薄い「10日間完成」だけでもやって、今後の勉強に活かせるといいなと思います。

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