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(詩集)きみの夢に届くまで

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詩の数が多いので、厳選しました。っても多い?
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2022年12月の記事一覧

きみはイマジンと歌うけれど

きっと政治屋たちや マスコミ屋なんかは もうみんな知っているんだ やがて国家なんか破壊される 国家なんて ただの幻想に過ぎなかったのだと だから彼らはもう 幾ら国民に嘘を吐いたって平気 全然問題なんかないって 思ってんだよ だから2,000人以上の人が 死んだって言っている そんなワクチンを 未だに打て、撃てって 言ってんだよな 戦争と言えば 国家間の戦いだとばかり 思っていたけど 第三次世界大戦と言えば ロシア対アメリカ辺りの 核戦争だとばかり 思っていたけどさ そう

おやすみメリークリスマス

都会の夜景はオルゴール きらきら、きらきら、鳴っている 都会の夜景はメリーゴーランド ゆっくり、ゆっくり、回ってる 子どもたちはもう夢の中 おやすみなさい、また明日 都会の夜景はクリスマスツリー 今夜も、明日も、クリスマスイヴ おやすみなさい おやすみ、メリークリスマス

クリスマスツリーが終わる時

クリスマスツリーの電球の明滅を 見ているのが好きだった少年の頃 クリスマスが終わったら クリスマスツリーも終わりだね クリスマスは待っている時が 一番楽しくて 始まってしまうと何だか色あせた きっともう終わる時のことを 考えていたんだよ だから少しも楽しくなかった 宇宙も銀河も太陽系も クリスマスツリーの 一部だったらいいのに そしたら クリスマスの終わりと一緒に みんな、ぼくの押入れの中に しまってしまえるから 宇宙の中のかなしみもみんな クリスマスツリーが終わる時

(詩)冬の弁当

冬の公園で 少女が弁当を頬張っている 膝小僧震わせながら 唇だって震えているかもね 居場所のない者に 誰がやさしい この世界の中で これで雨や雪でも降ったら あの子は一体 何処へ行けばいい この世界に 居場所のない者のために この世界に 居場所のない者は 生まれてきたことを 恨むしかないか 居場所もないのに 生きろ、とは 殺生でっせ神様 生きる、とは 居場所を探す旅ですか この肉体という 重い荷を背負いて ならば体は、からだとは かなしみの かたまりでしかない 持て