【更新】女性アスリートの引退後 その②

前回の続きを書きます。。

履歴書を目の前にし資格がないことに気づいた私・・・何をすればいいのかわからなかったのですが、とりあえず身分証明書にもなるので自働車免許を取りに教習所へ。当時無職だった私は毎日せっせと通い、1ヶ月でGET。

続いて、事務に必要なのはパソコンスキルと職安で言われたので、近所のパソコン教室へ。ExcelとWord両方、個人レッスンで3ヶ月ほど習いMOSU一般試験に合格。履歴書に3つ資格が書けるようになりました(笑)

今思うと、何もない!って思った時に立ち止まらず次から次へと資格を取りに動けたのは、もちろん経済的余裕というのもあったけど、当時付き合っていた彼の存在が大きかったと思う。

彼は国立大の院生で、とても頭の良い人だった。私が分からないことすべて知っていて、なんでも教えてくれた。そんな彼は私の自慢でした。現役のころは選手というブランドを身に着けていたから、頭は悪いけど「俺の彼女は選手」と自慢できる存在ってことで安心していたけど、引退してしまったら、私なんてただのデカい女で何一つ自慢できるところがない!そう思うと彼に申し訳ないというか、選手じゃなくなっても私を自慢してほしい!そのためにちゃんと働きたい!それが原動力でした。(笑)

資格も無事取れたので、再度就活スタートしたものの、、資格はあっても実務経験がないのでうまくいかず・・・

面接のノウハウもないので連敗続きだった時、高校の恩師から電話が・・・「国体に出ろ」との指令。バスケはもうやりたくないし断ろうとしていると、「就職先紹介する」と!!!

紹介してもらったのは、スポーツウェアなどを販売している会社。当時はスポーツと関わるのが嫌だったのですが・・・贅沢言ってられないという現実を見た私は国体出場と引替えに就職しました。

憧れの都内OL!毎日メイクしてヒール履いて~と思っていたけど、、メインの仕事はユニホームやTシャツの仕分け、在庫管理・・・職場の女性たちもスッピン、スニーカー。。。思い描いでいたOLライフじゃないけど、結局肉体労働しかできないし、仕方ないのかなと。。

国体が終わっても継続して働いていたのですが、このままでいいのかなぁと思う日々。会社が嫌というわけじゃないけれど、仕事に行く足が重たい・・・かと言って他にやりたいこともない・・・

そんなある日、ふと彼が「韓国語勉強したいって言ってたよね?」と聞いてきた。

現役時代、韓国のチームと交流がありそこで友達ができたけどうまくコミュニケーションがとれず歯痒い思いをした。その時「いつか韓国語勉強したい!」と彼に話したのだ。そんなことすっかり忘れていたけど、彼のその一言で思い出し、韓国語勉強をはじめました。

ここから私の第2の青春がスタートするのです!笑

と、いう事で次回に続く・・・


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