糸口を探す

神様、みんなどこへ急いでいるの？　あたふたして、駆け回っている。みんなには、辺りを見回して、今日という日を生きる時間はない。今日を生きることだけが必要なのに。明日でも、昨日でもなく。私は昨日を生きはじめている……。

ウラジーミル・ソローキン「マリーナの三十番面倒の恋」

自宅療養80日目。4:40起床。昨日は酔ったまま寝たので寝覚めは最悪。1人で酔って我を無くすことは人生を雑に早送りするだけだとわかっているのに。人と飲むのはいいけど、1人飲みは辞めるべきだ。と言っても月に2.3回のことなんだよな。

今日は病院で診察とリハビリ。まあ順調。とにかくふくらはぎの筋肉をつけろとのこと。長い距離歩いて自然にムキムキにはならないでしょ？まずは筋トレありきでよろしくね！とのこと。確かにその通り。復帰に向けてラストスパートをかけていこう。

丸テーブルが届いて気持ちが上がる。いままで使っていたデスクは捨てることにして、とりあえず本棚をどうするか。予定ではH型の棚を自作しようと思ってたが、あらためて室内を見ると木箱が3つある。ならばもう一つ買って、板を乗せればそれだけで本棚になるなと。

どうしよう？何か方法はないかと頭の中を泳ぐように考えながら周りを観察して糸口を探す行為。いきなりスパークするようなヒラメキも時にはあるが、よく考えたら前者のような地味な手順が多くの回答を導き出してると再確認する。

今までは120cm60cmのデスクで全てを賄っていた。仕事も食事も。書類や本なども置いてあり、何だかんだでモノにあふれていた。丸テーブルに変えた今後は、基本何も置かず、作業の時に必要なモノを持ってくるというスタイルにする。この日記を書いている現在、コーヒー、煙草、手帳、本がテーブルに置いてあるが、そこにリトルミイの人形を置いてみる。しっかり考えなさいよ！！と言われているようで気持ちがクッと上がる。

明日はもう一度ハンズに行って板を見てこよう。自分にはセンスが無いから、たくさん失敗しないと良い答えに辿りつかない。手間ばかり増えるがしょうがない。とにかく1mmでも前に進めていこう、毎日。

マリーナの三十番目の恋