埃みたいな男
自宅療養74日目。6:30起床。だいぶ楽にはなってきたが、起きがけの足首は固くこわばっていて、無意識に立ち上がると痛みがはしる。油断しないよう言い聞かせるのは何度目だろうか。無意識の怖さをあらためて知る朝。
雨の中コンビニまで買い物へ。煙草とパンを買う。戻って食べ始めたが瞬殺で、味わうことも忘れて腹に詰め込んだだけ。菓子パンは雑に食べてしまいがち。TVerで『ニッポンノワール』を見始める。うらぶれた雰囲気の賀来賢人も良い。暴力的な演出に少しコミカルな要素を交えた刑事ものだが、少しアンバランス。2話以降どうなるのか楽しみ。強めの頭痛が治らないのでロキソニンを飲もうとしたが切れていた。後でまた買いに行かなければ。
斎藤環『ビブリオパイカ』を少し読む。赤坂真理の小説を評した以下の文章に唸る。斎藤さんの書評スタイルこそ独壇場で、他に類を見ないと思う。
また、古川日出男『LOVE』の書評にある、要約と言い換えの鋭さも光っている。
斎藤さんの評論関係の本はたくさん出ているので、まとめて手に入れて読み耽りたい。アート系のインタビュー集も最高に面白かった。これも手元に置いておきたい。
都知事選が盛り上がっている。毎日何かしらの動画を観ては、それぞれの候補者のメッセージを聴いている。誰に当選してほしいというのは特に無いが、誰がどのくらいの票を取るのかには関心がある。何かの変化につながる結果が見えたら、それでいいと思う。劇的に物事が変わる時には多くの犠牲者が出るから。大体において弱者と呼ばれる人たちが犠牲になる。それだけは避けたい。
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