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助走、踏み切り、空中、着地

着地がうまくできるようになりたい。
私は着地が苦手です。

物事を考える時、助走(どこに向かって走るのか)、踏み切り(どのくらいのスコープを持って思考を飛ばすのか)、そして空中(ありとあらゆるモノの関係を組み合わせて自由な体勢に入ること)を重視してきました。

このように思考を巡らせる癖をつけると、終わり方の始末をつけるのがとても難しいです。(ただ単に私が下手なだけなのですが。)



振り子のように、着地の仕方と空中姿勢を、行ったり来たり、調整しながら考えなければなりません。

いくら魅力的な空中体勢に入ることができたとしても、人に伝わらない場合、それは問題だなと思うわけです。

優秀な人は、魅力的な空中姿勢を保ちながらしっかりと着地ができる人だなと思います。

人に伝えるためにはやはり、着地をしなければなりません。

それはそうですよね。

アインシュタインが、
あっかんべーだけしていて、「相対性理論を頭の中で考えているけれど、大衆に理解できるような説明ができないから発表しない!」
っていうことだったら
ただの変なやつですよね。

太宰治が、
メソメソして、「死にたい、死にたい」と言うだけで、あの数多くの素晴らしい短編小説を発表していなかったら
ただの変なやつですよね。

甲本ヒロトが、
バンドをやらずに「俺のカバンは、コンビニのビニール袋だ!」 とだけ、言っていたら
ただの変なやつですよね。

ということで、着地がうまくできるようになりたい。

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