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人と比べて落ち込んだとき、なるべく早く立ち上がるための指針をつくる

自分は自分。人と比べる必要なんてない。じゅうぶんにわかってるつもりだけれど、不意にダメージを食らってしまうことがある。焦ってしまうことがある。

同い年のあのひとや、少し前まで同じ場所に立っていたはずのあのひとなんかの充実ぶりに。

最近なんだかまんねりしているなあ。自分だけが全然前に進んでないような気がするなあ。

そんな風に自己嫌悪の波にのまれて、ずるずると落ち込んでしまうことがある。

まあ生きていればそんな日がたまにあるのは仕方ない。でも、そこからなるべく早く立ち上がれるように、自分の人生に迷わなくていいように、指針になるものが欲しいと思った。それで、最近手帳をつくり始めた。

スケジュール管理のためではなくて、心の安定を保つため。落ち込んだときに手に取って、よし、わたしなら大丈夫だと思えるように。

手帳には、よかったこと、嬉しかったこと、楽しかったこと、目標に向けてできたことを毎日コツコツ書き出している。

なんにもなかったように思える一日の中にも、よくよく目を凝らしてみればしあわせだなあと感じられることは必ず見つかる。ハードルをうんと下げれば、がんばったよなあと思えることもひとつくらいはあると思う。ほんの些細なことでもいい。たとえば、

朝飲んだコーヒーがおいしかった。
気持ちのいい天気だった。
少しだけ本を読めた。

とか。自分がしあわせだと思うからしあわせなのだし、自分の基準は自分で決める。

そうやって書き出したものを眺めていると、自分の人生もそう悪くないよなあとなんとなく思えてくる。

手帳作りの参考にしたのは、亀山ルカさんの『働く女子のわたしらしく「書く」習慣』という本なのだけど、そのなかで印象に残ったのがこの一節。

いつも面白い出来事に焦点を当てているからこそ、日常の中でそれが浮かび上がって見え、気づけるようになるのだと思います。

働く女子のわたしらしく「書く」習慣/亀山ルカ

街中で黄色い車を意識し始めた途端に黄色い車ばかりが目につくようになるのと同じ原理だなあと思った。結局は自分の見たいものを見ているのだとしたら、やっぱりわたしは、できるだけポジティブな側面に焦点を当てたい。

手帳には、わくわくするような夢も書き出す。夢を紙に書き出して、何度も見返すと叶いやすいというのは有名な話だけれど、この「何度も見返す」を実行するのが難しくて、わたしは結局どこを目指していたのだっけ、と迷ってしまうことが多かった。

これまでの手帳には、スケジュール管理も、日々のタスクも、思いついたままの感情もネガティブ思考も、なんもかんもをごちゃまぜに書いていたから、結局何度も見返したくなるようなものではなくなっていた。

だから、これまであちこちにとっ散らかっていたスケジュールやタスク管理はデジタルに統一して、思いついたままを書き出したり、思考や感情を整理するためのノートは別に作ることにした。

まだ作り始めたばかりだけれど、この手帳を指針にしよう。

わたしの毎日にはこんなにいいことがたくさんあるのだし、わたしはわたしの基準でしあわせなのだし、夢に向かって少しずつでも着実に前進している。だから誰かと比べて落ち込んだり、焦ったりしないで大丈夫と、何度でも確認しよう。

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