諸々近況とアセクシャルの話

前の日記からめちゃくちゃ間が開いてしまった。こういうのは流れでやらないとダメやね。別に忙しかったからとかじゃなくて、シンプル怠惰です。

いや、なんだかんだ忙しかったのかも。
ムンナの友人達と海遊館に行ったりデッドプール&ウルヴァリンを見たりその流れでお泊まりしたり原稿の締め切りがあったり、原稿合宿があったりスパイダーバースオーケストラに行ったり転職スカウト屋とタイマンしたりしていた。

海遊館、久々に行ったのだが、すげぇ楽しかったな。なんやかんやみんな大人だし、午前中だけでいいっしょと思っていたら余裕で丸一日いられる場所だった。めちゃくちゃ楽しかった。白状すると途中で「見てください!あれがサメのち○ち○ですよ!二本あるでしょう!?」という友の一言がゲームチェンジャーとなり、私は後半はもうち○ち○しか追ってなかったです。

ここからはその時の思い出とは関係ない話。
実は海遊館には「恋人と来ると別れる」というジンクスがある。実際にそんなことはきっとないのだけれど、海遊館に来たことがあって別れたカップルの母数がシンプルに多いからそんな噂が流れるんだろうなと思う。私もそうだ。海遊館で別れた人間だ。だっはっは。正確には「告白されたけどお前と二人で出かけた事も無いしお前の事が正直何もわからんから、試しに二人で海遊館でも行ってみようやと提案して行って、やっぱり無理だったから私がフッた」から、「別れた」とは少し違うのかもしれないけど。
彼には申し訳ない事をしたと思う。希望を持たせておいて念入りに地獄に突き落とすつもりは全くなかった。でもやっぱり私はその日のデートを通じて、「私にお付き合いは無理」ということを再確認したのだ。彼の何かが悪いわけでは全くない。私が「お付き合い」というものを出来る人間ではなかっただけの話で、つまり私はアロマンティックでアセクシャルなのだなと確認したという意味だ。

どういう心の動きだったか、備忘録がてらに書き連ねて行こうと思う。
まず告白されて、来たか、と思った。正直どう考えても好かれているとは思っていたので、いつか来るんじゃないかとビクビクしていた。その時は貴方に好意的に見られているのは嬉しいけど、絶対に結婚はしたくない!と強く思った。
まず第一に、子供を産みたくない。第二に、子供を育てたくない。第三に、他人の世話をしたくない。第四に、誰かと四六時中一緒にいたくない。この思いが、告白された瞬間の頭の中の八割を占めた。つまり八割が悲観的な拒否の思いだったのだ。
こう言った話をするとよく言われるのが、「子供を産まない夫婦もあるよ」「共働きなら旦那の世話する必要もないよ」「結婚しても、一緒に住まない夫婦の形もあるよ」などだ。心優しい人達はそういったアドバイスをくれる。私はニコニコして「最近はそうですよね~」なんて言いながら、「じゃあ結婚とかいう無駄な契約せんでもええやろ」と心の中で思う。
お付き合い=結婚という考えはあまりにも短絡的であるけど、結局最終的にそういうことじゃないの?お付き合いって「この人と結婚できるかどうかのお試し期間」じゃないの?そうでなければ、何故人と人はお付き合いをするの?友達のままじゃダメなの?そこまで考えると、その次は「友達とはセックスできないからか?」になって、結局セックスしたいから「お付き合い」をするってこと?と思ってしまう。
そう考えた瞬間に、気持ち悪っとなる。彼が相手だからとかじゃなくて、誰に対してもそう思ったと思う。子供を産む産まないの前に、それが気持ち悪い。とにかく自分がセックスすることを考えるのはすげぇ嫌。気持ち悪い。
でも、もしかしたら世の中の結婚してる女性達も全員最初はそう思っていて、何度かデートを重ねてやっぱり「この人にならいいかも」と思い直してるのかもと考えた。だから告白してきた彼には「お前のこと知らんからとりあえずデートしようや」と言った。
そして実際にやってみて、やっぱり私には無理だと思った。「お付き合いを望んでる=その先の肉体関係を望んでる」と私は思っているので、ちょっと身体が触れてしまうだけでもイヤ!!!!てなって、こんなので付き合えるわけないだろと思って、ごめんなさいをした。だから彼は何も悪くなかったけど、私がとにかく「お付き合い」に向いてない人種だったという事だ。
「お付き合いした人間と必ず肉体関係を結ばないといけないワケではない」と、言うことは簡単だ。そういう綺麗事はいくらでも言えるし、そう思い込む事も出来る。でも現実問題、ソレなしでお付き合いしようなんて事になるはずがないと私は思う。そんなのフィクションか奇跡か、そういった決め事前提でお付き合いを始めるマッチングカップルでしかありえない。私は誰かとお付き合いを始めることで、これからの人生において誰かとセックスする確率がグン!!と上がってしまう事それ自体が、とんでもなく恐ろしい。

とりとめの無い話をつらつらとしてしまった。
なんで自分事の肉体関係となるとこんなに気持ち悪いと感じるのかは、わからん。
二次創作なら楽しめるのにな。やっぱり他人事だからかな。推しが望んでセックスしてる姿を見るのは好きだけど、こういった心の動きも相まって、最近はもう推しにもセックスなんかしなくてもいいじゃんと思っている。たくさん食べてたくさん遊んでたくさん寝たくさん笑ってて欲しい。推し、健やかであれ。

無印に行ったら真剣にカレーを選んでるおっちゃんがいて可愛かった話とかしようと思ってたのに……今日はもういいや。色々考えちゃった。
次は横浜でスパイダーバースオーケストラ行った話とか原稿合宿の話とか、楽しかった話をしたい。

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