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白い嵐が明けて

白いあらしが明けて

青本瑞季   

花の世を水面うつしに撮り古す

虻の野へ臓器を淡くともだちも

かがやきの歯の輪をすれて訃はめぐる

潮の部屋白いあらしに手が満ちて

踵から鳥の季は明く水喩抄



#俳句  #作品


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