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【月報2024.1】休みなきお正月を終えて

こんにちは、此処珈琲焙煎所の大原です。

今年の目標の1つでもある月報を書いていきたいと思います。ブログはペンネーム的に「あおみどろ」という名前で書いているのですが、本日の記事は、実店舗に来てくださるお客さんが読んでくださることも想定して、本名で書こうと思います。

さて、2024年が始まって、もう1ヶ月が経過してしまいました。驚くべきスピードで過ぎ去る時間に、いまだに追いつけないのですが、そんな1月の記憶を忘れないうちにまとめておこうと思います。ぜひ、最後までお付き合いください。

会社を辞めてみて

1月は、やっぱりこの退職というイベントが大きな変化だったなと思います。12月までは銀行員として、社会に所属先があったので、ある種居場所がありました。ですが、退職して、コーヒー屋さんが本業になると、想像以上に寂しいということに気が付きました。一人で働く時間が多すぎます。もちろんお客さんとの交流はありますが、仕事仲間がいません。

所属欲求とサラリーマン

会社に所属するというのは、非常に心強いことだし、幸せなことなんだなぁと改めて実感しています。人生を振り返って、今までぼくは、何かしらの組織に所属しているのが当たり前でした。幼稚園から所属デビューして、小中高大と無難に進み、会社員になりました。同期も100人くらいいたし、金曜日に飲み会とかしていると、自分が社会の中で大勢の中の一人として働けているんだという実感が持てました。すごく幸せだったし、自己肯定感は上がった気がします。

そして待遇としても、有給があったり、体調を崩したら休めたり、失敗しても給料が減ることが無かったり。サラリーマンの時のメリットを上げればキリがありません。

一方で、退職したことで得られたメリットが現状で2点見つかりました。

退職してよかったこと2選

・すべて自分次第
すべての物事を自分で決められるようになりました。働く時間だって自由だし、お休みの日を自分で決めて作ることもできます。価格設定や、自分のする仕事など、全部自分で決められます。もちろん、その跳ね返りである結果もすべて自己責任になるという、冷酷な面もセットになりますが。
自分の時間について、多くの決定権を自分が持てるということは、自営業の大きなメリットであると感じています。

・全力で挑めるようになった
副業時代は、本業として全力でコーヒー屋さんをやっている方々が羨ましかったし、ぼくだけ置いていかれているような気がしていました。すごくすごく、真剣にコーヒーと向き合いたいのに、その時間すら捻出できないのは非常に心苦しいものです。けれど本業として、週7日、月30日の時間を得ることができました。非常に晴れやかな気持ちです。

クラファンの達成

退職したことと同じくらい、大きなインパクトがあったのは、クラウドファンディングに挑戦したことです。今まで自分に自信がなくて挑戦することを避けてきました。お店を応援してくれる方がどれほどいてくださるのか、全世界に可視化してしまう悪魔的なシステムです。

またクラファンについては別記事にまとめますが、結果だけ見ると大大大成功でした。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。


毎日営業してみた

せっかく毎日時間ができたので、これからコーヒー屋さんを頑張るんだということを自分の体に叩き込むために、毎日休まずに営業してみました。お正月からずっと休まず1カ月営業してみて、気が付いたことがあります。

自分の店舗に拘束されていない時間が短すぎて、接客以外のことが何もできません。ほかのお店に勉強しに行ったり、ネットショップ用の動画を撮影したり、ブログを更新したりと、やりたいことはたくさんあるのに、何もできないということに気が付きました。

そのため2月からは定休日を設けて、店舗の営業以外の時間を捻出しようと思いました。仕事は大好きなので、休む日は極論必要ないのですが、店舗の休業日は必要であると学びました。当たり前の学び。

コーヒー豆の販売について

コーヒー豆の販売を促進するために、パッケージを棚に並べるという取り組みをしてみました。すると以前よりもコーヒー豆をたくさん購入いただくことができました。現在コーヒー豆はすべて100グラム1000円で販売しているのですが、この値段については早急に改定が必要だと感じました。やっぱり仕入れ値の異なる原材料を使用しているので、その仕入れ値をしっかりと転嫁した価格にする必要があります。

また、焙煎機が大きくなるに伴い、一度に焼ける量も増加するので、価格は少し下げられるといいなと思っています。特に卸価格についてもしっかりと考えていかなければと感じました。

2月にしたいこと

では、上記の1月の感想を踏まえて、今月はどう生きていくのかということを書いていきます。

焙煎機の設置

2月末に焙煎機を設置します。アメリカよりはるばるやってくる焙煎機、即使えるように、徹夜で焙煎する予定です。

厨房側の工事

焙煎機が搬入されたら、厨房側の工事をしようと思っています。カップやお皿を並べている棚の機能があまりにも低いため、改良します。また、調理できる台を用意して、フード類の提供もできる準備をいたします。

棚や収納設備の強化

当店の特徴と言えば、散らかった店内でした。店主である大原が、生粋の片づけできない人間であるため、到底、お店とは思えない散らかりよう。なので、「この備品はここにしまう」というように、収納場所を固定したいと思います。逆に今まではすべてのものに居場所がありませんでした。

コンセプトと価格改定

此処珈琲焙煎所とは何なのか、コンセプトややることをしっかりと整理して、公開することで、ぼくが何を考えているのかを皆さんと共有したいと思っています。またそれに伴った価格改定も予定しております。

大津店の閉店

大事な店舗をひとつ、畳むことになりました。非常に悲しいことではありますが、1年間営業したお店に終止符を打ちます。閉店は初めての経験なので、ドキドキですが、終わりはいつも新しいことの始まりだったりするので、前向きに挑戦していきます。

3月からのリニューアルに向けて

ぼくの今の行動すべては、3月に予定しているリニューアルに向けた取り組みです。リニューアルとは、別に店舗を大々的に改装したり、移転したり、新店舗を出したりするのではなく、ただ、内面を大きく変えるということです。コンセプトや理念など、外観以上に重要な部分から、価格や商品など、お客様に直接影響を与えることになる骨格について考える1か月間にしていこうと思います。

1月も楽しく仕事させていただきました。
今月もよろしくお願いいたします。

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