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原作と映画は違うという現実と向き合う

Guten Abend!

日曜日。
週末二日目。
2週間連続で休日出勤が続いたので、二日間ちゃんと休みなのは久しぶりだ。
振替で休みを取れるとはいえ、しっかり2連休ができる週末はうれしい。
そして来週は3連休。
予定は何も入っていないけれど、暑すぎない過ごしやすい連休になるといいな。
それにしても、この週末はちょっと暑すぎる。
それなのにまだ7月7日。
夏はまだまだこれからかと思うと気が重いし、ドイツに帰りたくなる。


ここからは、今日のタイトルの話。
昨日、こんな記事を書いた。

『ミセス・ハリス、パリへ行く』、原作がとてもよくて、パリには全然興味がない私でさえも、すっかり主人公に魅了されてしまった。
魅了される、というと語弊がある気もするけれど、でも、彼女はとっても魅力的な女性だし、私もまったくお金持ちでもなければ若くもなく、それでもヨーロッパに渡るために節約に節約を重ねてようやくヨーロッパで暮らすという夢を叶えた一人なので、そういう地道な努力をして夢を叶えた主人公に惹かれないわけがなかった。
そんな魅力的な主人公たちの物語が映像化されているなんて、ぜひ見たい!と書いたのが昨日のnoteだった。
そして、たまたま先月うっかり戦略に乗せられてAmazon Primeに入会してしまっていたので、それを使って無料で(月会費払っているけど)映画版も見ることができた。
というわけで、今日はその感想を。


最初から正直に言ってしまうと、残念ながら、期待外れだった。
なんだか、原作のよい部分をほとんど取り払って、今の時代の主張と当時の社会状況を必要以上に強調したい感じが強くなっていて、それが私には受け入れられなかった。
主人公の性格、あまりにも変わりすぎてない?
主人公を取り囲む人たちも、だいぶ設定に変更があったように感じた。
主人公が戦争で夫を失ったなんて設定、なかったですが。
主人公はパリで恋に落ちていなければ、ロンドンに戻って別の恋にたどり着いたりなんてこともしてませんが。
ドレスに絡んだ部分も、絶対原作だったらしないことをやってくるし、もうどうして原作通りにしなかったのかな。
今だからこそできる色彩で描かれた昔のロンドンやパリはよかったのだけど(でもパリがゴミだらけなのはさすがにやりすぎではないかと思った。行ったことはないけれど、あそこまで強調しなくても、と思った)、ストーリーや登場人物の設定は変えないでほしかった。


ただ、こういうのは原作ありの話ではよくあることだから、あきらめざるを得ないのかもしれないし、原作者が納得しているなら、私が不満を言うことではないかもしれない。
もし今後また映像化がされるなら、主人公はあのままの人柄であってほしいなぁ。


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