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京アニ事件に思う

京都アニメーション放火事件から10か月後。大やけどを負った犯人が逮捕されました。多くの人たちの命をはじめとして、多くの貴重なものが失われました。当時のログを見返して、いろいろ思うところがありました。

犯人が精神の病をもっているかもという情報。そのことにより、以前の悲惨な事件の時の容疑者に対する「一生(精神病院に)閉じ込めておけばいい」「出てくるな」などの、同じ障がいをもつ人にもいらだちの声。いつもどおり出てくるなとは思っていました。

そういう声も中にはあって、こころを痛めたけれども大多数は「犯人は許すことはできない」「他の犯罪者と同等に罪を償ってほしい」というもの。 まったくその通りで、もし精神の病をもっていても情状酌量が認められるような事件ではないな。という思いでした。あまりにも大きな被害、たくさんの遺族の方をはじめ、もう二度と亡くなった方々が作るアニメを観ることが出来ないという喪失感をファンの方はもっていると思います。   

用意周到な犯罪。新幹線で移動して(自ら切符を手配して)周辺で寝泊まりしつつ、ガソリンなど犯行に使う道具を現地近くで調達して。考えても、思い付きの犯行ではけしてない。心身が衰弱していたら、そこまでのことはできないはず。思い出したら、辛くなってきた・・ 

95%以上の確率で助からなかったみたいですが、医療の力で意識を戻したのだから、罪をきちんと償ってほしいと思います。犯行の理由を自らの声できちんと話して。「どうせ〇刑」じゃないんだよ。きっと息を吹き返したのは、今度同様の事件が決して起こらないため、心情を語るためだと思う。