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私のスマホ写真で振り返る今年のイベント体験 2023 【5月-その2】

🔷大森靖子

2023年5月17日 「大森靖子歌舞伎町祭~あの街を歩く才能がなかったから私新宿が好き~」 @Zepp Shinjuku
ライブの標題は、彼女の歌「新宿」の歌詞からの引用。「あの街」は渋谷のこと。

大森靖子の「街」といえば、ファンは高円寺と新宿を思い浮かべるでしょう。それほどに、彼女は新宿に、何かと縁があります。
このライブは、4月14日にオープンした歌舞伎町タワーの中にできたライブハウスZepp Shinjukuの、こけら落としの意味を持つイベントでした。だから、歌舞伎町に縁の深い大森靖子が担うのは当然、最適任だと、私は思いました。

彼女は、かつて歌舞伎町で働いていたことを、いくつかの場で話してきました。また、私も時々参加する毎月のファンクラブミーティングは、歌舞伎町の映画館TOHO前のライブハウス"LOFT +1"で開かれていています。2022年10月に発売されたアルバム「超天獄」のリリースイベントは、歌舞伎町の隣り新宿五丁目のマルイ・メンで開かれました。命を背景にした曲”RUDE”のミュージック・ビデオ(MV)のロケ地は新宿新南口から高島屋に向かう歩道、最後のシーンでギターを弾いて歌っているのは、新宿四丁目南交差点です。フリーランスのディレクター三谷氏(※)をイメージして作られた曲”前説ADvance”のMVのロケ地は、三谷氏のかつての職場スタジオアルタにちなんで、新宿でも行われています。アルタビジョンに”前説ADvance”を映すイベントが開かれたのは、2022年のことでした。
※三谷三四郎:かつての”笑っていいとも”のAD。今はYouTubeで”街録ch~あなたの人生、教えてください”のディレクターとして番組制作

このライブは大規模なものでした。大森靖子のほか、彼女がプロデュースするアイドル・グループ(とあえて呼びます)のMETAMUSEとMAPAも参加するという、圧巻なものでした。

大森靖子のステージだけでも、息がつまるような緊張感と激しさがあります。加えて私にとっては、初めて見るアイドル・グループのステージは、光とエネルギーが舞うようでした。パフォーマンスは想像以上に完成度が高く、「アイドルの歌や踊りなんか子供騙しだ」という私の先入観を覆すものでした。
METAMUSEとMAPAは、もともと個性が強いメンバーを大森靖子が集めたグループです。それぞれが、様々な過去や才能を携えて参加しています。大森靖子のミュージック・ビデオにも時々登場するそんなメンバーの個性が、演奏中にも垣間見えました。楽しませるエンターテイナーとしてのプロ意識が、とても高い集団だと感じました。


1,500人の熱気。揺れるピンクのペンライトの数はたぶん1,000近く。そんな光景が広がるのが、歌舞伎町の地下深く四階。
心地よい「異常」が、そこにはありました。

2023年5月17日 「大森靖子歌舞伎町祭~あの街を歩く才能がなかったから私新宿が好き~」 @Zepp Shinjuku ©大森靖子Twitter転載



文・写真:©青海 陽2023(転載画像を除く)
                 

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