映画感想:ミッドサマー
宗教勧誘はインターホン越しでお断りしたい派です。
気になっていた「ミッドサマー」を観に映画館へ。
地元の映画館で鑑賞。3席しか埋まってなかったので、安心だけど心配…
ホラーでスリラーでサイコ。悪い方向にしか話が転がらない。
主人公が住んでいるアメリカから、
祝祭の舞台となるスウェーデンに移ってからは、原っぱの緑や、花々の綺麗さ、建物の北欧的な可愛さ、衣装に細かく施された刺繍の可憐さ、壁画の緻密さに心が躍りますが、
冒頭からずーっとずーっと不気味な雰囲気が漂ってます。
祝祭を開催するコミューン出身の友人が直々に案内してくれるんですが、
大学に進学して、交換留学生になって、海外で生活しても、生まれた場所の信仰の異常さは気づけないもんなんですかね。
三つ子の魂百までとはよく言ったもんで…。
例えば、コミューンの外が異常と言い聞かされて育ち、外に行く時は外の常識という皮をかぶって、獲物を慎重に選ぶんだよ、と教育されれば自分のしたことに疑念も浮かばない…よね。子供は生まれを選べないし。
主人公の女性はどこかで逃げられなかったのかしらと思ってしまう。ずっと色んなものから逃げられずに最後は囚われてしまうから、後味が悪い。彼女のその後が心配ですが、こうやっていろいろ考えられるから、映画の結末としては良かったのかも。
強い女性を描いている作品を最近よく見ていたので、その後の心配とかする必要なかったんだよな…。
レンタル開始されたら、一時停止しながらもう一度衣装や壁画中心に見たい。いろんな発見がありそう。
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