算命学の十干⑤水性〈壬・癸〉
水性のみなさん、お待たせしました♡
ついに本日で最後、十干の第5回、水性の壬・癸についてお伝えします🌊
以下は、おさらい。
十干は、木火土金水の五行それぞれに陰陽全部あわせて10種類あります
〈五行…陽・陰〉
①木性…甲・乙
②火性…丙・丁
③土性…戊・己
④金性…庚・辛
⑤水性…壬・癸
それぞれ、性質や役割が異なるのです。
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今日は、水性の陽干である壬と、陰干の癸の特徴をそれぞれ書いてみたいと思います♡
壬水…水性の陽干
壬は、海や湖、大河に例えられます🌊
壬水は、習得本能の陽、色は黒、方向は北で表されます。
海は大きく、生命を育み、その水は枯れることがありません。船を浮かべれば国境を超えて人や物を運んでくれます。しかし、嵐になれば船もろとも海中に飲み込まれ、危険な場所であることも変わりません。
その意味で、壬は器の大きさを備えながら、良い面も悪い面も両極端を持つひとで、改革や放浪、創造に力を発揮する人です。
時を得れば、その改革性や創造性が国を発展させ、社会に利益を与える原動力となり、時を失えば世の中の秩序を破壊してしまうことも。
破壊される側に立つ人から見れば、壬のひとは破壊者ですし、新たなものを生み出す創造者という側面もあるわけです。
それまでの仕組みや秩序では、もう世の中がまわらない!新たな仕組みや価値観が必要とされるような、動乱、濁な世界において、壬のひとは無くてはならない存在とも言えますね。
才知豊かで生活に困ることはなく、権謀術策の能に長じていると言われます。
癸水…水性の陰干
癸水は、雨水や川、雪に例えられます🌨
癸水は、習得本能の陰で、色は濃緑、方向は北で表されます。
雨は地上の状態に関係なく降り注ぎます。そのため癸水のひとは一方的で自分勝手のように見え、勝手に降ったりやんだり、気まぐれなのです。
雨が多すぎれば水害となり、少なすぎれば干ばつとなり、どちらも害となります。
しかし、雨は太陽と同じく万物の生成に欠かすことができません。その与えるところから、知識や学問を生み出す力となり、学問や技芸に長じ、慈悲心あつく特に教育に才能を発揮すると言われます。
川に例えれば、清流であることをよしとし、土性で汚されることを嫌い、水源となる金性を求めます。また流れることが重要で、川の流れが止まれば水は腐り役に立ちません。
そのため、癸のひとは、純粋であること、流れが遮られず、また水が枯れず、循環できることで力を発揮します。
壬がより清濁あわせもつ人だとしたら、癸は濁りのない純粋さを良しとする人だと言えるでしょう。
癸さんは、まずピュアであることが、なによりも大切かもしれません♪
本日は、壬・癸のお話でした。
これで十種類の干、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸が全て終わりました。
実際は、もっと細かく見ていくし、六十種の六十花甲子というものが、それぞれの意味を持ちます。
庚子とか、己未とか、十干と十二支がくみあわさったものが60個あるのです。それを六十花甲子と言います♡
また、環境や生き方をふまえて、総合して見ますので、十干だけではないのですが、それでも基本に立ち返ることはとても大切だなと、今回のnoteにまとめるのをやってみて、改めて勉強になりました。
基本に立ち返る、原理原則、初心にかえる、というのは、いつの時代も何においても、とても大切ですね!(^-^)
追記
ちなみに、十干は年、月、日のどこにあっても、この意味は変わりません。
ただ、生まれた日に持っていると一番強く出ます。そして、これが全てでは全然ありません。細かく見ると数日間かかるほどです。
また、算命学は時間は見ません。その辺の理由はまた今度書きます^_^