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天中殺の過ごし方

こんにちは、青豆です。本日10/8〜壬戌月に入りました。8/8〜2ヶ月、申酉天中殺の私にとって月天中殺期間でしたが、おかげさまで大きな問題もなく、天中殺を終えられました。

天中殺は、中国で干支暦が成立するなかで考えられたもので、通常とは異なる気を備えた期間にあたります。理論としては、空間の枠が無くなる時にあたり、わかりやすく言えば「運気を休ませる時間」に該当します。

人生にも、働く時が8割に対して、休む時が2割必要です。ずっと働きっぱなしでは、運気も消耗してしまいます。

たくさん働いたらしっかり休息する、たくさん食べたら翌日は少し減らす…そんなふうにバランスをとりながら人は生きています。

運気もまた、バランスが必要です。

そのため、天中殺の時期に適した生き方というのも、考えられています。


じゃあどんな生き方が良いのかというと、「受け身で過ごす」生き方です。
受け身な生き方とは、頼まれたことをやる、これまで通りの生き方を続ける、自分の役割や役目をしっかり果たす、ということです。

そのほか、天中殺に適する過ごし方として、先祖供養や勉強が当てはまります。先祖の代表が親なので、親孝行でも良いと思います。自分のルーツである先祖に感謝する時間を作ることは、とても良い天中殺の過ごし方です。

勉強は、なんでも良いです。自分の仕事と関係なくても良いし、会社で推薦されている資格の勉強でも良いし、もちろん算命学でも^_^


反対に、天中殺に適さない生き方は、積極的に能動的に生きる生き方です。
正直、これまで積極性って素晴らしいと思って生きてきた青豆としては、この解釈は??でした(笑)

そこで、色々学ぶうちに「我を通す生き方」というのが一番しっくりきたので、それをふまえてお話ししてみたいと思います。

我を通すとは、自分がやりたいことをやる、自分の意志を通すということです。
反対に、頼まれたことを(嫌だから)やらない、というのも我を通す生き方です。役割を放棄するとか、今やるべきことから逃げてやらない、とかもこれに該当すると思います。

自分を一度横に置いて、いまやるべきことを淡々とやる、というのが天中殺には向くようです。


そして、天中殺の時期には、基本的にやらないほうが良いことがあります。

それは、
・結婚(同棲ふくむ)
・就職(その業界に入るも含む)
・事業の開業(事業継承も含む)
・新築や住宅購入
・大きな契約ごと

といった、人生の大きなイベントです。
これらのことを天中殺でやってしまうと、それは〈全うできない〉ということが多くなります。(例外的に全うできる場合がある、または全うさせる方法もあるので、それは個別の鑑定で見ていきます)


また、天中殺期間は、生き方に何か問題があった(宿命から外れた生き方をしていた)場合、それが問題として表に出て来やすい時期です。

逆に言えば、問題を早期発見できる可能性がある時なので、何か問題が出たら、ラッキーだと思うようにして欲しい時期でもあります。

たとえば経営者なら、会社で頼りにしていた幹部が実は会社のお金をこっそり横領していたとか、新規開業で取引業者とトラブルになり開業が遅れたとか、、、

結婚であれば、結婚の約束をして両家挨拶も終わった段階で、相手が二股していたことが判明し婚約破棄になったとか、、、

健康問題なら、それまで病気一つしたことない健康体だったのに、突然倒れて緊急入院になった、、、

というようなことです。

大問題です、全て、本当に大問題だと思います。でも、どうでしょうか。これらの問題が発覚しないまま、そのまま、表面上はうまくいってしまっていたら?

あとあと、もっと大きな問題になって、取り返しのつかないことになる前に、早めにわかって良かったということは、人生には沢山あると思います。

もしあの時、気がつかなかったら…危なかった!!
そんな重要な問題が表に出やすいのも、天中殺期間の特徴です。

なので、天中殺期間に人間ドックを受けたり、何か問題を感じたら早めにチェックするというのはとても良い時間の使い方だと思います。

 
いずれにしても、天中殺は運気の調整の時期です。誰もが1年で2ヶ月、12年で2年、120年で20年、めぐってきます。

20年間の大運天中殺の時期が、20〜40代で来る場合、その間に結婚や就職をしないというのは、現実的に難しい場合も多いでしょう。

大運天中殺をどう過ごせばよいか?というのは、またお話ししたいと思います✨


算命学は、当たるとか当たらないとか、そういうレベルで使う学問ではないなというのが、私の素直な気持ちです。性格や相性を見る際に「当たってる!」と感じることもたくさんありますが、それはこの学問のごく一部なのです。

より有意義な算命学の使い方は、この運気をどう使うか、自分のお役目(宿命)をどう今世に生かしていくか、相手とどう付き合うと良いかを見て、考え、実践していく学問だと思います。

数千年の間に算命学を大成された方々が、どのように使われてきたかは、全て明らかになっているわけではありません。時代や状況によっても使い方は異なると思います。

でも、基本は〈この宿命をどう生かすか〉〈この運気をどう使うか〉だったことに変わりはないと思っています。

わたしは、この学問を学ぶようになって、この思想と技法を、人生を豊かにするために使いたいと思いました。

豊かとは、財のことだけではありません。

5つの徳、福(幸福)、寿(健康)、禄(お金)、官(名誉)、印(知恵)…すべての五徳を豊かに、一人ひとりの持っている要素を活かして生きることで、自分も周りも豊かに生きられるお手伝いがしたいと思っています。

 
そして、この世界は陰陽ふたつのバランスでできており、どちらが欠けても世界はバランスが保てません。

青豆は、宿命的には〈陰〉を担当するのがお役目です。陽の世界の人たちは、またそのお役目があります。私は、裏側で陽の皆様を支えていきたいと思っています✨