日記　J1リーグ第6節　ガンバ大阪VS名古屋グランパス

勝てるとは正直思ってなかったぜ。

名古屋の強力なウイングを使ったサイドアタックへの備えと強度の高いプレスを剥がせるかが課題でした。

非保持は442、保持は343だったかな。
相手のサイドアタックが強力なので、サイドの守備に人数を割きやすい4-4ブロック。
ポゼッションの安定を求めた343。

スコアは３ー１

以下、気になった点など。

１.黒川と髙尾

気になるサイドの攻防ですが、髙尾と黒川が頑張りました。相馬とマテウス相手にズタズタにされなかったのは正直予想外でした。

黒川は開幕戦からの好調さがやっと数字に表れた感じ。しかし、名手ランゲラックから右足でJ１初ゴールを決めるとは。

保持局面についてはビルドアップ時、アビスパ戦では奥野が落ちる形で３バック化していましたが、この試合は右SBの髙尾が下がり目で３バックぽい感じ。

髙尾は幅を取ってもそこまで仕事ができるわけではなく、インナーラップが得意な選手。
非保持は右SB、保持は右CBという可変は違和感なくやれてました。
あとは90分走りきれればというところですかね。

印象に残ったのは、齊藤が両CBの間に立とうとしたときに、三浦が「未月下がるな！」的な指示を出してたことです。チームでもボランチが無駄に落ちないことを意識してるのかなと思いました。

２.一森選手おめでと

この試合がJ１リーグ戦初出場だった一森純。

入場時には我が子を抱きかかえ、試合後は号泣。

先制した後すぐ、ペナの端っこまでボールを運ぶ時間稼ぎをする余裕。東口がよくやるやつ。まだ前半２６分くらいだったはず。

一森はガンバの他のGKと比較しても、落ち着きがあったなあと思いました。
良い意味であまり急がないというか。

ビルドアップやキックの精度に注目されますが、最後方でチームに落ち着きをもたらしていたのは良かったかなと思います。

石川と違い、積極的に飛び出していくスタイルで、判断が悪くヒヤヒヤする場面もありました。
パンチングとかハイボールの処理は上手くないのかな。試合勘の問題なのかな。
ここ数年の東口が評価基準なので、キャッチできたやろ〜とか思ってしまう。

３.ボランチの最適解、見つかる

この試合の最大の収穫と言って良いと思います。
当分は齊藤とダワンのコンビが1stチョイスかな。

ダワンは派手さはありませんが、空中戦とフィジカルの強さが武器のプリメイロ・ボランチ。
守備面だけでなく技術の高さで攻撃面でも貢献。両足蹴られる。

個人的に推せるなと思ったのは、積極的にコミュニケーションを取っていたことです。
まだ来日して間がないにもかかわらず、リーダーシップを取ろうとするのは素晴らしいなと。

ガンバのボランチと言えば、ヤットさんを筆頭に今ちゃん、明さん、はっしー辺りが思い浮かびます。

みな共通するのはコミュニケーションを積極的に取っていたこと。
井手口はまあ。

中盤の真ん中に位置する選手がリーダーシップを発揮してくれれば、チームとしてのまとまりがより一層生まれるのではないでしょうか。

今後も期待したいです。早くコンディション上げてほしい！

４.型がなんとなく見えてきたかも

442と343の可変がメインになりそうでしょうか。

一森、ダワンが入ったことでピースがある程度埋まってきた感はあります。

まだまだ個人のミスも多いし、チームとしても時間帯や状況に応じた意思統一というところでは未熟だと思います。
でも時間が解決してくれる気はします。

個人的に今のところ気になる今後のポイントですが、

①左CBにディエゴ（ギョンウォン）が入ったらどうなるか。
②ボランチの2ndチョイス
③倉田秋
④パトに代わるCF

の4点です。

②については町田ゼルビアの髙江選手とか面白いんじゃないかなって思います。
良い選手ですよね。

③ですが、倉田に求められてるのはボールを持ったときに時間を作ることなんじゃないかなって思っています。
正直、もっとシンプルにプレーしてほしいと思っていますが、宇佐美がいない今、チームの中でボールキープできる選手となると倉田くらい。
片さんが重用してる理由はそういうところなのかなあと妄想しています。
今後は倉田カピタンを脅かす選手が出てきてほしいし、出てこないと上位定着、タイトル争いは厳しいかなと思います。

④については、パトに足りない地上戦闘能力を補える選手が欲しいなというところです。
まあレアペがんばれって感じです。
ペナルティエリアで自分が得意なポイントでシュートが打てれば最高な選手だと思います。
基本やらないけどやればできる、みたいな。同僚にいたら信用しづらいタイプ。

というわけで、型ができそうな分、足りないところが見えてきた気がします。
今のところ、今季はポジ要素多めですね。