見出し画像

祖父の存在

2023年3月17日、享年99歳にして祖父が他界しました。
尊敬してる人を失い、喪失感で正直数日はなかなか仕事が手につきませんでした。
亡くなる直前まで自分でお風呂に入り、ご飯を作っていたくらい身体は健康的で、ボケもせずとても強い人でした。
そして、家族や親族、近隣の方々からも頼られ、誰にも隔てなく優しく誠実な人でした。

告別式は大変厳かで、多くの方が焼香に来られて涙している姿を見ました。
祖母が亡くなった時も、祖母が極楽浄土で幸せに暮らせるようにと南無阿弥陀をゼロから覚え、毎日欠かさず仏壇で唱えるくらい想いの強い人でした。
その姿勢に心打たれていました。

過去、祖父の弟(伯叔祖父)が弁護士国家資格(当時年に200人程度しか合格者がいない超難関)を目標に勉強してる時、お金も無く、泊まるところにもお困ってる伯叔祖父に、「必ず合格できる、俺たちが応援するから」と家の一室を貸して更に祖母が毎日欠かさず飯を作っていたという内容を聞かせてもらいました。
結果、伯叔祖父は一年という期間で合格して、その恩をずっと返したいんだと伯叔祖父は話していました。

幼い頃、青木家に毎年宿を取って沢山ご馳走してもらい、厳しくも大切な事を色々教えてもらった記憶があります。子供ながらにこのおじさんは誰なんだろう、カッコ良いなぁと思ってました。
そのような話は勿論、祖父や伯叔祖父の言葉に影響を受けて、私もカッコ良い大人になりたい!と中高と勉強を一生懸命頑張りました。
結果、薬剤師の国家試験をパスしましたが、免許は実は未だ使ってません。笑
しかし、今の事業で必ず成功を遂げてみせると誓っています。この事業は、必ず社会を良くすると信じています。
その原動力は、やはり祖父や伯叔祖父のような誇れる大人になりたいというエネルギーです。

自分が亡くなる時は、沢山の好きな人や慕ってくれる人に囲まれて、安らかに眠りたい。
そして、悔いが無いよう日々全力で生きようとより深く思いました。

「本気」
最後に、祖父の家の掛け軸にあった言葉。
これは私の信念でもあります。
祖父のように、本気で一生を駆け抜けようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?