その街に行く理由はなんだろう？

会社の仕事で、とあるエリアの訪日プロモーション戦略を考えています。プロモーションのストーリーを考える中で核になっていくのが、そもそも訪日客にとって、そのエリアはなんなのか？行く理由はなんなのか？というところにあります。

人は行動する際に、理由がほしいものです。そこにしかないものなのか？他に比べて何が優れているのか？どの点で一番なのか？今までないものだったのか？自分に対してどんな便益を与えてくれるものなのか？

極端な例ですが、わざわざ人は東京から熊本にあるセブンイレブンには行きません。なぜなら、セブンイレブンはいたるところにあって、そこまで行く時間とお金をかける意味がないからです。

インバウンド観光は世界戦

この話を広く捉えると、海外の人が日本に行く理由はなんだろう？という話になります。また、複数回来てくれる場合は、再度日本を選んだ理由はなんなのか？という問いが生まれます。

インバウンド観光は世界戦である、という言葉があります。旅行者目線で考えると、日本以外にも選択肢は沢山あるわけです。日本に来てもらうのが当然だという考えはやめて、しっかりと旅行者に対してどういった価値を提供できるかを考える必要がある。

日本は、観光資源が多い国です。他国にはない魅力が、全国津々浦々にある。新型ウィルスで一旦訪日客が止まっている今だからこそ、自分たちの国や地域の価値に対して冷静に向き合う時期かもしれません。

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