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五感を磨く

先日佐賀の武雄に行ってから、「五感」について考える機会が増えました。五感の豊かさと幸せは比例するんじゃないか?そう最近考えています。


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ちょうど今日、写真家の保井崇志さん @_tuck4 と一緒に朝活をしました。日本橋周辺で桜を撮り歩きながら、思いつくままに好きなことを話す時間。

保井さんとの朝活はとても楽しい。一緒に写真を撮ることで、保井さんの視点や考えに触れることができて、どこか写真への姿勢が変わる感じがするんですね。


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自分だった普段足を止めないような所で、保井さんは足を止めて写真を撮る。よくよく見ると、保井さんの狙いが見えてくる。

保井さんは「写真はハンティングと一緒ですよ」と言っていた。経験や知識、技術もあると思うのだけど、それだけじゃない本人の五感の豊かさのようなものがあると思うんですよね。


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「コロナの時代の学生とか、10年後どうなるんやろね?」

歩きながらそんな話をしてました。本来であれば若い頃に養われたであろう感覚が、家の中に閉じることで失われてしまうんじゃないか。それが10年後ぐらいに影響がでるんじゃないか、という話です。


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最近、人が悩んでいる時は、実は五感が機能していない時が多いんじゃないかと思っています。過去や未来に囚われて、今の自分の感覚が上手く動いていない。

自分の周りにあるエネルギーを吸収できない状態になっていて、目の前に向き合えず、力が出せない状態になっている。


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逆に五感が豊かになっている時は、色んなことに気づく。あの水面の光がきれいだな、とか。あれとこれは本質的には一緒かもしれないな、とか。

なんていうんですかね、目の前のことを自分と結び付けられる感覚と言えるかもしれない。そういった時は、いい写真が撮れることが多い。文章もそうです。


先日、いい宿は五感を刺激するというエントリーを書きました。いい宿はあらゆる五感を刺激する。いい宿に行くと、強制的に「今ここ」の状態にさせられて、向き合うべきことに向き合えるようになる。それによって、結果悩みが解決したり、スッキリしたりする。


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人と一緒に御飯を食べるとと仲良くなる、というのも味覚という感覚が豊かになって、自分が「今ここ」の状態になって、開いているからではないか。そう思うと、人の当たり前である感覚を大切にするというのは、とても大事なんじゃないかと。


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リモートワークが進み、効率性ばかり意識して一つの場所に籠もっていると、段々自分の五感が弱くなっていきます。今は「人らしくある」という、当たり前なことが大事になっている気がするんですよね。五感がちゃんとしていること自体が優位になるような。

五感を磨くためには、大げさなことや特別なことをする必要なんてない。毎日散歩したり、新しい場所に行ったり、いつもより丁寧にご飯を食べたり、些細なことの積み重ねが自分の五感を磨く事につながると思います。

最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。