「計画的偶発性」を楽しむ
淡々とやりながらも、時に起きる偶発性を楽しむ。それは自分自身が常日頃から意識していることです。毎日一貫性を持ちながら、やるべきことをやっていれば、ふとした時に偶発的に何かが起きるんですよね。
先日、ホテルニューオータニで働いているはるかさんからいい言葉をもらいました。それは「計画的偶発性(Planned Happenstance Theory)」という言葉です。
なんですか?と聞いた所、まさに自分が意識していた考えそのものだったんですよね。現代の人に活きる考えだなーと思うので、自分の言葉で解釈しつつ、実際に起きたことを書いてみようと思います。
計画的偶発性とは
計画偶発性理論( Planned Happenstance Theory)とは、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授らが提案したキャリア論に関する考え方。
個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方だそうです。
計画的偶発性の行動特性は下記5つ。
1. 好奇心:
何事にも好奇心を持って、チャレンジする。新しい出会いを楽しむ。
2. 持続性:
継続的な努力を積み重ねる。機会にすぐに挑戦できるように。
3. 柔軟性:
オープンマインドに、物事を決めつけず、可能性を探る。
4. 楽観性:
「なんとかなる」とポジティブに捉える。物事のいい側面を見つける。
5. 冒険心:
リスクを恐れずに、何事にも飛び込んでいく。
朝活の継続によって生まれた出会い
先日の日曜日、職業女将協会のえりさんと朝活しました。不思議な雰囲気を纏う方で、どこかでゆっくりお話したいと思って、自分からお誘いしました。
冒頭10分ぐらいで突然「青木さん、今日の15:00から空いていませんか?」と誘いをもらったんですね。
「えーと、空いてます!何かあるんですか?」と聞くと、「元星野リゾート取締役で、刀の佐藤大介さんとアフタヌーンティー行くんですけど、良かったら青木さんもどうでしょう?」と返ってきました。
佐藤大介さんのことは以前から知っていたこともあり、「是非!」と即答しました。(佐藤さんも自分のことは星野リゾート時代から知っていたそう。)
恵比寿でのアフタヌーンティーの会
4人での1枚。大介さん、眼力強い。
アフタヌーンティーを体験したのは人生ではじめてかもしれない。何を食べればいいか迷う。
器がとてもおしゃれだった。
こういうセンスがほしい。
15時からアフタヌーンティーの会が始まり、気づいたら17時半を越えていました。3人とは初対面だったのですが、一気に打ち解けました。
大介さんが刀の森岡さんに口説かれ落ちた話から始まり(ワンピース的な)、えりさんが考える宿や女将の話、はるかさんのニューオータニでの泣きたくなるようなエピソードまで話が途切れることがなかったです。
面白いのが、自分が朝活をしていなかったら、この日にえりさんと朝活していなかったら、大介さん、はるかさんがOKと言わなかったら、この時間が生まれなかったことです。ちなみに、えりさんと大介さんはその前日にはじめましてだったそう。そんなことある?
あらゆる偶発性が重なって、生まれた時間でした。
ちなみにお店は、恵比寿駅から徒歩5分ほどにある「Atelier Plein EBISU」
3/23から本オープンのお店で、プレオープン時にお邪魔させてもらいました。いやー、デザートも、飲み物も、お店の雰囲気も人もとても素敵でした。店長は元星野リゾートの方とのことです。
最後に
先が見えない現代において、一貫性を持って物事を続けつつ、偶発性を楽しむ。会社というものも計画的偶発性のそのものだと思うんですよね。少なくとも自分はそういう会社にしていきたい。
会社を作った1年目よりも、8年目の今のほうが一つ次元が上がった偶発性が起きています。時に焦るくらいのボールが飛んできます。
何事にも好奇心を持って、一貫性を持って物事を続ける。固定観念を持ちすぎず、なんとかなると考える。時にリスクを背負って挑戦する。
「計画的偶発性」を楽しむ。そんなスタンスを持ち続けていきたいです。
最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。