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日本が安い国になっていることについて - 週末の振り返り(2023年4月30日)

今週末、縁があってAbema Primeにまた出させてもらった。先月に続き2回め。

色々準備はしつつも、政治の話でなかなか差し込めず。
経営観点や若手観点からもっと言えたらと思いつつ、なかなか間を取れなかった。

慣れと思いつつ、もっと幅広いインプットが必要だと感じた。悔しさとしては、日本が安いや給与の話に対して、MATCHAは違うんですよ、なぜならこうだからです。と名実ともにいえるような会社になりたいと思った。

今回の前提として、日本の魅力は食だけ、というものがあった。
食は日本の一番の魅力だと思うけれど、「食」だけではない、というのが自分が言いたかったこと。日本の食は文化の集大成であると。

安心安全の日本だからこそ、生の魚や、生卵を食べることができる。
その食から触れることができる地域文化が素晴らしい魅力があるものだと思う。四季折々の器や建築も日本の食を支えている。

食だけではなく、他の文化があるからこそ、日本の食が世界の中でも強い。
食は日本の文化の入り口だと思う。。


自分が答えきれなかったことで、日本が安くなっているという話について、ここで書いていこうと思う。

実際問題世界目線で見ると、安くなっている。Daigoさんが言っていた通り、安くて、質がいいは異常事態はそのとおり。

香港やNYの日本食の鮨屋では、ディナーで5万〜10万は割と普通に起きている。それだけ、日本食の価値が高まっているのだろうと思う。それがきっかけで、いい食材が日本の一般で流通せず、海外で取引されている例もでてきている。それが結果として、日本人がいいものに触れられなくなる懸念もわかる。一方で、地域では適正価格でこっそり消費され続けることは残ると思う。

MATCHAとして、どうしたいか?どういう価値を発揮したいか?を考えると、やっぱり、MATCHAがあることで世界に向けた発信が容易になり、かつ、それによって新しい人の流れが生まれて、地域経済、敷いては日本経済が豊かになる状況をつくることだろう。価値あるものが、適正な価格で届いて、提供者側が豊かになり、文化が残り続けることをしたい。その価値の循環の大きさを作り、可視化することで、MATCHAの介在価値分の収益が生まれる。

これは会社の中長期計画でも話したことだけれど、15兆円の市場になった時、1%の流通額を作れる会社になりたいと思う。15兆円の1%は1500億円。仮にそこで手数料が5%取れる状況を作れれば、75億になる。10%なら150億円。市場のシェア1%が2%や3%になれば、さらに大きな価値を生む。そうなって、ようやく、うちの会社は違うんです、観光業界は実は違うんですよ、と言えるのではないか。

Daigoやひろゆきに対して思ったのは、何でも政府が駄目とか、大企業の経営者が駄目とか、自分は責任が無いみたいな意見を言うのは微妙だなと思う。じゃあ、自分がやってみればと思う。

確かに政治によって、ねじれてるところもある。例えば、日本の観光の問題の一つは、評価指標がお客さんの数や消費額ではなく、国が地方を評価し、予算をつけているところにあると思う。地方は国に評価されるために、無駄な資料や時間を投じている。上司の評価を得ることが仕事になっているという批判と重なるところは正直ある。自分が宿泊税を導入すべきだというのは、そういった背景から。そこに対して、お金が増えるから幸せじゃないという論理は、意味がわからないなと今になって思う。

なので、MATCHAとして、しっかり成果を可視化することができれば、国のお金の流れ方も適正化するのではと思っている。当然ここにはロビー活動とかも必要になるけれど、観光を武器にする国にするためには通らなければいけない道だと思う。


一週間の振り返り

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