なんで、MATCHAと飛騨高山大学の二足のわらじで働いているか?岡本竜太さん
今回のMATCHAメンバーインタビューは、MATCHAと飛騨高山大学の二足のわらじで働いている岡本竜太さん。観光や地方創生への今日の原点が、祖父母が旅館経営者だったことなど、初めて聞いたことも多くありました。
MATCHAに正式に関わり始めたのは、2021年11月。飛騨高山からのリモートワークながらも、すぐに会社に溶け込み、力を発揮してくれるようになりました。
そんな岡本竜太さんに、なんでMATCHAで働こうと思ったのか?二足のわらじの働き方、将来の展望などを聞きました。
MATCHAと飛騨高山大学。二足のわらじで働いている
ー 岡本さんとは7年前からの付き合いですね。改めて、簡単に自己紹介をお願いします。
1988年岐阜県高山市出身。観光地・飛騨高山で生まれ育ったこと、母の実家が奥飛騨の老舗旅館であること、横浜国立大学在学中に観光立国であるスペイン(レオン州)へ留学したことから、地域に根付いた暮らしや仕事に関心を高く持つようになりました。
新卒は、SATOYAMA EXPERINCEで有名な美ら地球に勤務。2013年に石川県へ移住しまちづくり会社で地域の中小企業支援やまちづくりの様々な活動を、その後Uターンして地元金融機関で働き、2年半ほど電子地域通貨のマーケティングを担当していました。
現在は、株式会社MATCHAの他、岐阜のNPO法人G-netに所属して(仮称)飛騨高山大学設立のプロジェクトに関わっています。趣味はサッカー観戦です。
日本全体の視点でインバウンド観光に携わりたい
ー MATCHAに興味を持ち、入った理由を教えてください。
大きく3点あります。
1つは、7年ほど前、石川県にいたときに代表の青木さんたちと偶然ご飯を食べる機会がありました。その時に色々と話を聞いてから、MATCHAはずっと気になる存在でした。
地元・飛騨には、地域全体のインバウンド観光をマネジメントしていく人材が今後必要になるはずです。自分がその立場に就くチャンスがあるのか?就きたいのか?は正直分かりませんが、日本全体の視点でインバウンド観光に携わっていくことは、最終的に地元・飛騨に還元できるのではないかと考えています。だからこそ、日本最大級のインバウンドメディアで、日本の様々な取組の情報が入ってくるMATCHAは最適じゃないかと思いました。
飛騨高山大学に関わることは決まっていましたが、自分の仕事環境に多様性を作り視座を高く保つことを考えたとき、兼業の形を取り、もう1つの仕事を都市部のベンチャー企業にするという選択肢が最適と思い挑戦しています。
リモートワークで、いかに生産性が高いアウトプットを出せるか
ー 今2つの仕事をしていますが、当初想定したギャップや気づいたことがあれば教えてください
実は想定よりも上手く進んでいます。助走期間を設けたことと、両社とも理解があり制度が柔軟なことが要因かと。大変感謝してますし、自分に合ったスタイルで働けていると感じます。
どちらも会社としてリモートワークが可能でSlackを軸にしていることは一緒ですが、その他に使うツールに違いがあってその点はとてもおもしろいです。ツールを使うことでいかに無駄な業務を減らすか、生産性高いアウトプットをいかに出せるかはどちらの会社もこだわっているなーと感じます。
どちらも深くコミットさせてもらっているため、定例ミーティングの割合が業務時間比で必然的に高くなってしまうのが難点です。ただ、コミュニケーションのためにも外せないので、その時間調整には頭を悩ませます。
プロジェクトマネージャーから、資金調達資料のサポートまで
ー MATCHAでの業務内容を教えて下さい。
プロジェクトマネージャーとして、案件の進行管理を主に行っています。新規プロジェクトのスケジュール構築、編集部と記事構成について調整、取材先のアポ取りをして取材の行程表づくりで前半が終わります。取材が完了した後は、記事作成のスケジュールサポートをしながら、クライアントへの校正、広告配信の対応などをしています。
また、他業界での業務経験がある外部パートナーという立ち位置なので、スキルや視点を活かして、広報のサポートや資金調達関係の資料作成などにも関わらせてもらっています。6月末に行うインバウンドサミット2022も事務局長となるのですが・・・数千人が関わるイベントにリモートでどこまできちんとできるのか、不安半分楽しみ半分で挑戦しているところです。
身体性と地域性を意識した行動を心がける
ー リモートで仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
同僚たちのSlackでの投稿・小さなつぶやきに、自分が直接的に関係なくてもできるだけポジティブに反応していくことで、まずは自分からみんなを知っていくことを意識しています。仕事の進め方としては、15分単位で切り替えをすることでしょうか。それより短い時間での切り替えは頭が混乱するだけなので・・・。
これは兼業している僕に限らないことですが、在宅なのでちょっとした運動・ストレッチを小刻みに挟むことはめっちゃ大事ですね。たまには”午後から思い切って近くのスキーに行く”、”地元のカフェで珈琲を飲む(PCは持ってかない)”など、身体性と地域性を意識した行動をできるだけ取るようにしています。
もう一つの仕事は、飛騨高山大学のカリキュラムづくり
ー ちなみに飛騨高山大学ではどんな仕事をしていますか?
(仮称)飛騨高山大学は2024年に飛騨古川をメインキャンパスとして設立を目指す四年生大学。
1学年100名ほどの学生はみな共創(Co-Innovation)学部の生徒となりますが、カリキュラムの中に「ボンディングシップ」という地域連携プログラムが組み込まれていることが特徴です。ボンディングシップは、飛騨に来た学生が、自分の興味関心テーマに沿う全国各地での課題解決プログラム(長期実践型)に挑戦できる仕組みです。
従来型のインターンシップよりも期間や地域との繋がり、設定された課題の深さなどが大きく違ってきます。そんなボンディングシップの仕組みの構築が主な担当です。全国各地の団体とコミュニケーションを取ったり、実証実験を進めたり、文科省申請の準備をしたり。
意義がある仕事に取り組めていることが重要
ー 仕事で一番モチベーションが上がる瞬間はなんですか?
仕事のこのポイントで分かりやすくテンション上がる!みたいなものは実はあまり思い浮かばないんですよね。もちろん褒められたら嬉しいとかはあるんですけども。
たぶん、自分として”意義がある”と思っている会社やプロジェクトに関われていることが重要で、過程のタスクが重たいとか楽しいとか苦しいとかにはあまり影響されない性格なのかも知れません。
また得意なことは、プロジェクト管理が得意で、細かいことに気が利く。意外と褒められるのはライティングや編集作業。しなやかで、多少揺られても戻ってくるというのを周りに言われたこともあります。
将来は、スペインとサッカーに関わりたい
ー 将来の展望を聞かせてください。
スペインで働くことと、サッカー業界に関わるという夢を持っています。ここまでの話と一見脈絡がないように感じるかもしれませんが、いずれも「地域性」がすごく重要な分野ですし、広い意味で観光との関わりが外せない領域かと思っています。
最後に
インタビュー中にも書いたのですが、MATCHAのプロジェクトマネージャーとして、同時に新しい関わり方をまさに実践してくれています。
基本的に自分はどんな役割であったとしても、対等であることが大事だと思っています。そこには年齢や国籍、住む場所等は関係ない。思いの方向性がしっかりあっていれば、それらの違いはむしろ強みになり得るとさえ感じました。
岡本さん、楽しい時間をありがとうございました!次の方は、また来月末辺りに公開予定です。
ちなみにこのインタビューをした日の夜は会社で歓迎会をしました。会社の雰囲気の一部が垣間見えます。
3/1(火)20:00-21:00にMATCHAで採用説明会を行います
すでに50名近くの申込みがありました。当日、18:00まで受け付けています。
最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。