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ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言。

毎週土曜日は読書メモの日です。なんだかんだで毎週1冊近く本を読んでいるので、それを振り返る良い習慣になっています。やっぱり読んだだけじゃ駄目で、自分なりに振り返ったり、繰り返し読むことが大事だと思います。

今回紹介する本は、「ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言。」という本。All ABOUT TOSHIO SUZUKIを読んだので、流石にいいだろと思ったのですが、この本はこの本で違った意味合いを持つ本だなと思いました。言葉が染み込んでくる感じ。


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1ページに、余白を大きく取りながら、一文一文書いてある。Kindleだとやや見にくいのですが、それでもずっしりとメッセージが伝わる感じがするのが良いです。そして、時折入ってくるKanyadaさんの写真と、鈴木さんの手書きの文字も良い。

いつもみたいな形で、ピンと来た文字をメモしつつ、コメントしてみます。


頭に刻み込みたい名言33

・僕は、文章を書くときであれ、口頭で説明するときであれ、基本的には、どんどん断言していく。一応、リーダーなので。
・ミーティングのやり方は、大事だ。僕の場合はまず「楽しい会ににすること」にしている。
・流行は追うものじゃない。つくるものだ。
・オリジナリティ、自分のアイディア....??そんなものはどこにもないんだからさ、考えるのはやめよう。
・1回上手くいったやり方というのは、その瞬間に終わる。だから、新しい方法を見つけなければならない。
・まずは、目の前のことをコツコツやってみろ。
・やっかいな敵も、もしかしたらその手強さを長所として活かしてくれる仲間になるかもしれない。
・宮崎駿に感心するのは、動物とも1匹ずつ違う存在として出会う所。
・1+1は10になることもある。と思って、仕事をしてきた。だから、自分は信じない。他人を信じる。
・急がなければいけないことほど、ゆっくりやったほうがいい。
・忙しい、大変だと思うのは、恰好悪い。でも、「いろいろあるよねぇ」というなら、状況を伝えているだけで、愚痴ではなくなる。
・人間関係には、この一線を越えたらだめだ、ということがあるんだ。「いい」とわかっていても、一声をかけてから、物事を進めて欲しい。
・僕は、謝られることも多いんだけど、謝罪のときにその気持を形にしてくれる人って、ものすごく少ない。
・損して得とれ。
・パトロンにお金をもらって、人のふんどしで相撲を取るというのは、仕事をやる上でいちばん大事なことの1つだと思う。
・まずは自らが、一所懸命朝から晩まで働く。それを見て、みんなも一所懸命に働く。そういうことだと思う。
・誰でも1つはいいところがあるんだから、それで役に立ってもらえばいい。
・向き合うんじゃなくて、一緒に同じ未来を見るべき。
・自分の思い通りにならないことが多くある。自分と他人の違いを認め合うことが一番大事だ。
・仕事を忘れたときに、良い仕事ができる。
・アイディアは、人に言わせたほうがいい。自分に近い意見がでたら「それ!」と褒めれば、うまくいく。
・「今、君、何してるの?」
・「朝令暮改」でも、しょうがないじゃん。
・他人に必要とされる自分が、自分でしょう?
・物事を具体的にとらえ、性格な言葉と文章に置き換えること。
・アイディアは、一人では生まれない。誰かと会って話そう。
・企画とは新鮮さである。
・絶望は、希望のはじまり。
・出会ってしまったんだからしょうがない。そんな人間関係も大事だと思う。
・マネをし尽くした土台の上に、本人の持ち味が出てくる。
・何か言おう、言おうと思っていると、人の話が聞けなくなる。
・わかりもしないのに、わかったように相槌を打つのは、弱さだと思う。

おそらく200以上あるのですが、その中で特に印象に残った言葉を33つほど選んでみました。以前このnoteで取り上げた言葉は除いています。


自分と他人について

やっぱり鈴木さんの言葉で印象的なのは、「自分」と「他人」について。その中で、一番好きなのはこれですかね。

オリジナリティ、自分のアイディア....??そんなものはどこにもないんだからさ、考えるのはやめよう。

いやーーー、凄まじい言葉です。自分への過度な期待によって潰れてしまっている人って多いと思うのですが、自分のアイディアなんてものはなくて、周りの人からの影響や必要性によって、自分が定義されていると思うと、随分と楽になる。悩むというより、見つけるという言葉のほうが近い。

結局の所、人一人ができることなんて限られているんですよね。一人で悩んでしんどくなくなるよりも、周りを頼る。楽観的でありながら、現実的に目の前を見る。

鈴木さんが本書に書いている通り、定期的に見返して、自分の言葉にしていきたいと思います。



最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。