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スピリチュアルと心理学。

「先生達のYouTubeをフォローし始めたら、何故かスピリチュアル系の動画がおすすめに上がってくるようになりました。自動再生されたのを聞いてみると、なるほどねと思う事をいっけん言っているようで、よく聞くとエセ心理学or宗教チックじゃない?という感じも受けました。すごい再生回数なのですが、スピリチュアルや自己啓発にハマる人の特徴ってなんなんだろうなと思ってお便りしてみました。心理学というもの自体を知らないと、はまっていくのでしょうか?」

ご質問ありがとうございます。

なぜか私たちのチャンネルをフォローすると、スピリチュアル系が出てくるんです。

これにはいろいろな可能性があって、まず心理学が好きでそういったYouTubeを見ている人がスピリチュアル系のものも好きっていう可能性あります。

ばっちこい心理学もそうなんですが、同じように心理学系のYouTubeの人をフォローするとめっちゃ出てきます。レコメンドが変わっちゃうんですよね。

宗教やスピリチュアルと心理学はアルゴリズム的に同じようなものだと分類されてるって事かなと思います。

私も一人でお酒を飲んでる動画見ると、その人以外のチャンネルでお酒一人で飲んでる動画めっちゃ出てくるので、分類としてはなんか心理学とそういうものが同じカテゴリとして認識されているって事ですね。

美容師と理容師の違いがわからないのと同じように、心理学とスピリチュアルの違いは一見するとわからないというのはよく理解できます。

日本だけではなく、海外でも同じようなことがあるようで、終末論、もうすぐ世界が終わるといったものは、社会心理学者のフェスティンガーも調査をしていたという歴史があります。

海外でも、無宗教型スピリチュアル層が増えているという話もあるようです。日本でも、禅、宿坊、お遍路、マインドフルネスとかも、そういう要素はあるかもしれません。

海外でスピリチュアリティというと、適切な訳語が日本では見つからないためスピリチュアリティと言うのだろうと思いますけど、何らかの信仰によってポジティブな要素を得るということはあるようです。

その人が大切にしたい要素(価値)のひとつで、スピリチュアリティというのが研究レベルでも入っているので、日本で使ってる文脈の言葉とはちょっと違うけれども、何らか信じられるものがあることはメンタルには重要な要素ではあるんです。

そのレベルは人によってさまざまであるというのはあるかもしれませんが、信じることは自分の行動の指針を見つけてくれるので、ポジティブな要素もあります(し、そこに集中しすぎると、搾取の対象になるなどのデメリットにもなりえます)。

例えばばっちこい心理学の岩野さんは結構エビデンスを信じるんですけど、夏バテ防止に豚肉やスイカが良いと聞きつけると、豚肉やスイカを毎日食べるのですが、それも同じです。

スイカを毎日食べることで、夏バテに対処できるっていう風に思いたかったんです。しかし、その時は結局対処できなかったそうです。

普通に考えたら、毎日食べらむしろ体に悪いだろうって思いますし、藁にもすがる気持ちなんだろうなと思います。

いろいろな物事ってそういうことなんだろうなと思います。

そして今日出てきた和製スピリチュアルの話そうなのだと思います。

ただ、やっぱりそれで生活がままならなくなるのはまずいと思うので、そのレベルのことになってくると注意した方がいいと思いますね。

根拠がないことは言いたい放題になってしまう傾向にありますし、それが誰かの害になることもあります。

じぶんの見聞きしている情報を過度に鵜吞みにしすぎずに、適切に判断してもらえるといいなあと思います。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!



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