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森薫さんの原画展やります

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青騎士で『乙嫁語り』を連載している森薫さんのナマ原稿を約120点以上初公開する、原画展示を開催します。その名も「大乙嫁語り展」です。

今年、2022年は日本と中央アジア・コーカサス諸国との外交関係が開設されてちょうど30周年になります。もっと中央アジア地域のことを知ってもらうためになにができるかな、と考え、ひとつめは、この30周年の公式ロゴマークを森薫さんが描くこと。ふたつめは原画展を開いて、来てくれた方々に中央アジアの魅力を伝えること。このふたつを行おうと思いました。

大乙嫁語り展の詳細につきましては、以下のウェブページをご覧下さい。

余談;

過去には徳島のマチアソビや、千葉の三省堂、外務省イベントなどでいくつかの原画を公開したことはありますが、それ以外はまったく表に出たことはありません。複製原画なら何回か作ったことがありますが……。ナマの原画展は、森薫さんとしては、なるべく開催したいとは思っていたようです。
「これから漫画家を目指そうと思う人にとって、他人の原稿をナマで見ることはとても勉強になります。原画展を開催することで、自分も漫画を描いてみたいと思う方が増えるのはとてもうれしいことです」by 森薫

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↑ 徳島での原画展示の様子

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↑ 外務省での原画展示の様子

《大乙嫁語り展・鑑賞のポイント》カバーイラスト編;
・コミックスはB6サイズ(天地182ミリ)で出版されますが、カバーイラストの原画はA3サイズ(天地420ミリ)に描かれています。「大きな紙じゃないと細かいところまで描き込めない」からなのですが、

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↑ 原画ではここまで描き込んであります

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というわけで、細かなところ、1本1本の筆づかいまで驚くように楽しめます。個人的に見応えがあるのは、この12巻のイラスト、そして3巻タラスのカバーイラストです。原稿を受け取ったときにナンデこんな細かく描き込んでるの? って思ったのを覚えています。

《大乙嫁語り展・鑑賞のポイント》漫画原稿編;
・やはりペンタッチを、目の前で、ナマで味わうことができるのが大乙嫁語り展の楽しさですね。全体としての漫画原稿の迫力というものもありますが、絵は1本1本、紙の上にペンとインクで引かれた線が集まって出来上がっていますから。一度は、目を凝らして、1本の描線をじっくりと見て欲しいです。ワク線も、フキダシも、スピード線も、それぞれが手仕事によるものです。

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このワク線の美しさ……

紙の上にインクがきれいに乗っている……美しい……

漫画家ってすごいよなあ……

大乙嫁語り展は2022年2月23日(祝)より、スタートいたします。
もう一度、公式ウェブページを貼っておきますので、詳細はこちらまで。