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「青騎士」第5A号『波間の子どもたち』(有海とよこ)

「青騎士」第5A号作品紹介の第12回目は、有海とよこ先生の連載作品『波間の子どもたち』第4話のご紹介です。

父親の葬儀を済ませた波間 帳(はま とばり)。
放心の中、ふと足を向けた砂浜で行き倒れていた体から光を放つ謎の青年・ヨルと出会う。
成り行きから、ヨルを自宅に招き入れる帳。
ヨルは一宿一飯の礼として、帳の願いをなんでもひとつ叶えると申し出るが、家族との離別のあと、気持ちの整理のつかない帳には突然の申し出に、応えることができない。
帳の願いが見つかるまでの間、二人は共同生活を始めることとなった。

登校していく帳の足取りはいつしか軽いものになっていた。
友人とあいさつを交わし、遠ざけていた部活にも心が向くようになっていく。
顔を上げて、前を見据えてまた歩いていく、そんな予感が帳の胸にあった。

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