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「青騎士」第16B号作品紹介『競煙の機械箒』(ヤスヒロ)

「青騎士」第16B号作品紹介。ヤスヒロ先生の連載作品『競煙の機械箒』第11話のご紹介です。

19世紀大英帝国では、燃料は木炭から魔浮炭(エーテルコール)へと移行。
それが生み出す熱と反重力を使う箒に似せた乗り物「煙管箒(パイプ)」が開発されると、またがり空を駆け、速さを競うレースが娯楽として行われるようになる。
しかし「煙管箒」自体は高価なもので庶民の手の届くものではなく一部の富裕層のみに許される贅沢品。
貧民街のパン屋の娘であるシーナには、パイプは配達のための乗り物で、華やかなレースの世界は自分には無縁で、日常の邪魔になる疎ましいものでしかなかった。

いよいよレースが開幕。
ヴィスカに心酔しているサフーラは、そのヴィスカと同じパイプを手にしたことで完全にレースの主導権を握っていた。
付け入る隙がないほど独走するサフーラに対し、シーナはどう立ち向かう…?

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