the cabsに出会ってしまった

きっかけ


the cabsを知ったきっかけは川谷絵音さんのJFN系列のレギュラーラジオ番組だった。
深夜、というより早朝に近い午前4時30分過ぎ、たまたま付けっぱなしにしていたradikoからその曲は流れてきた。
その曲は半分寝かかっていた私の頭を覚醒させるには充分だった。
寝ぼけ眼で曲タイトルとアーティスト名を確認すると『カッコーの巣の上で / the cabs』……だったと思う。(寝ぼけ眼だったのではっきりとは覚えていないんです)
the cabsはKEYTALKの首藤義勝さんがKEYTALKと並行してやっていたバンドだと曲終わりの絵音さんの熱弁で知った。おぼろげな記憶ながら「僕はthe cabsも好きなんですよ」と熱弁していた。その熱弁からいかに好きなのかが伝わってきた。


心に爪を立てられ掻き毟られるような音楽

とは言うものの好きなバンドのメンバーが過去に在籍していたバンドの曲なんてサブスクにないだろうと思い込み、けれどもthe cabsのことは頭の片隅にどこか引っかかっていた。
それからしばらくして知った。
the cabs、サブスクにあった!
(『アーニャ ピーナッツがすき』みたいに言わない)
すでにタイトルがうろ覚えながらYouTubeに残されたthe cabsのMVを見たり、サブスクで曲を聴いたりして、あれでもない、これでもないと捜すうちようやくそれらしいタイトルの曲を見つけた。
『カッコーの巣の上で』
再生した瞬間、あの時radikoで流れた曲はきっとこれだ!と思った。

なんだこの心に爪を立てられ掻き毟られるような音楽は!

衝撃だった。首藤義勝の儚げな歌声が、高橋國光のシャウトが、音の洪水のような演奏が、心に爪を立てられて掻き毟られるような感覚を覚えた。
こんな音楽今まで聴いたことない。

それからWikipediaを見て、ドラムがplentyにも在籍した中村一太さんだったことを知った。(plentyの方を先に知っていたのでこういった書き方です。すみません。)

以来、首藤義勝の歌声に、高橋國光のシャウトに心に爪を立てられて掻き毟られる感覚がたまらなくてthe cabsを聴いている。
the cabsの音を生で浴びてみたいけれど、すでに解散してしまった儚いものだから美しくみえるのかなとも思っている。


■おまけ
義勝さんのInstagramに中村一太さんとのツーショットが


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