速読法を用いず1日1冊年間365冊読書する
年間100冊前後をずっと続けてきて「これの3倍なんて無理だ」って思ってた。通勤時間が主な読書時間だったのに在宅勤務が主となり、読書量が激減した。これではまずいと思い編み出したのが細切れ平行読書法とでもいうべき下記の方法で、読める冊数が急増したのだけれど1日1冊読了のペースが1年以上続けられた。
万人に受け入れられる方法とは思いませんが、参考になる方もいらっしゃるはず。
細切れ平行読書法
1. 1冊を1日で読み切るのではなく、少しずつ平行に読み進めていく。
1冊を1日で読むのは10ページから20ページとする。文字が詰まっているか難しい本ならば10ページ(場合によっては5ページでも)、文字が大きく少ないような本ならば20ページを1日に読む。代わりに、十数冊を平行に読み進める。
私の場合1冊平均300ページ弱(『独学大全』のような分厚いのや薄い新書など混ぜこぜ)なので1日に15ページ平均を20冊並行で読み進めれば1日1冊読了となります。
しおりがわりに付箋を使ってます。図書館の本は付箋はダメな場合が多いので、しおりやただの紙を挟んだり。
2. TimeTreeなどカレンダーツールを使いこなして読書ペースを管理
Google Calenderなどなんでも良いです。読み終えられる予定日をカレンダーツールで管理します。例えば『XXX』という本が200ページで1日20ページずつ読むとすると10日後に読み終わるので、読了日予定として10日後に「XXX」の予定を入れておきます。このカレンダーが毎日埋まっていれば順調に読み進めれば1日1冊読了となります。実際にはそれほど読めなかったり、思ったより読めたりして、空きができたり重なったりするので読むペースを調整していきます。
私の場合は平日はペースが遅くなるので、読了日予定を後ろにずらすことが多く、土日で取り返しています。
予定の色分けは、私の場合は購入した本、Kindle Unlimitedの本、図書館で借りた本等ですがそこはご自由に。あとは図書館の返却日を追記したり、1日10ページ・20ページ読了のペースを追記したり。
次に読みたい本や読了の本などの管理はブクログを用いています。現状こんな感じです
3. 読めない時は読みながら家の中を歩き回る
ソクラテスでしたっけ?歩きながら議論って。
読めない時ってありますよね。また内容が難しい本の場合や。通勤時って意外と読めるじゃないですか。立ったらいいのかな?揺れかな?とか考えて歩いていたら意外と頭に入ってきて。読めない時は室内を歩き回りながら読んでいます。
4. アウトプットもしないと
ここは正直あまりできていないのですが、NoteやQiitaに読んだ内容などをまとめています。
ありそうな質問とお答え
Q:何冊も平行に読んで本当に頭に入っているんですか?
A:わかりません!
正直面倒なページなどは読み飛ばしています。でも今までの読書法では出会えなかった本やページと出会えてます。ただ1年以上続けてますが、これ、という成果は出ていないですね。物知りになったとか、今までにないアイデアが出てくるとか。でもいいじゃないですか、って言える方のみお試しください。
Q:次に読む本はどうきめていますか?
A:気分次第です!
定期チェックしているのは、新書は新書ファンの新刊案内を毎月チェック
書評サイト Honz など
仕事がデータ分析なので「機械学習」「因果推論」などのキーワードでAmazon検索をブックマーク、共立出版、朝倉書店、オライリー・ジャパン等の新刊案内を定期チェック。
気になる本はTwitterで書名検索するといいですね。通常の書評だと仲間内で褒めあってるだけの内容のないものもありますが、マイナーな研究書や技術書ならば、 Twitterでもの好き(ガチの研究者の場合も多い)の方の率直な感想が参考になります。直接質問するとかなり高い確率で答えてくださいますし。
あとは気分次第。Twitterのフォロワー様が推している本やブクログの紹介、カーリルの紹介等からも。
カーリルは地元の図書館、職場近くの図書館を登録していましたが、在宅勤務が多くなり地元の図書館しか行けなくなったのであまり使ってませんが、見やすいのでつい使いますね。
365冊読んだからって別に偉いわけではないですし、仕事でもないので趣味ですよ趣味。でもこの記事を読まれているあなたは読書に関心が少なからずあると思いますので、もしほとんど読めてないとのことならば月1冊、少しは読んでいるけれどという方ならば週1冊から、この方法をお試しいかがでしょうか。
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文化庁の「平成 30 年度『国語に関する世論調査』の結果の概要」
によりますと、月に読む冊数が0冊の方が約半数、3冊以上読む方は13-4%程度らしいです。
読書で差をつけて高収入とは言いませんけど、ま、いいんですけど。ねぇ。
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