back numberに人生を先回りされている
こんばんは。あおきいろしろです。
今日も感じたこと、考えたことを書き連ねていこうと思います。
今日、来月行く予定のライブのチケットが届きました。
高校生の時からずっと大好きな back number のファンクラブ限定ライブです。
なんと座席は前から5列目!高校3年生のときに行ったライブが最前列のど真ん中だったので、その時以来の近さです。
1年前に予定されていたライブ。新型コロナウイルスの影響でそのライブも中止になってしまいました。1年以上ぶりのライブ。しかもずっと大好きなアーティスト。こんなに心躍ることって久しぶりだなあと、しみじみ感じています。
そんなことを考えていたら、back number についてどうしても書いておきたくなったので、素直に気持ちを書き残しておきたいと思います。
正確には back number の楽曲について、書き残しておきます。
タイトルにある通り「人生を先回りされている」
私が back number に出会ったのは、 15歳のときでした。高校1年生でした。
その日から今日までずっと、私は back number のファンです。
さて、タイトルにある通り「人生を先回りされている」
これはどういう意味かというと、これは最近私が back number の曲を聴いて思ったことです。
15歳の時、初めて聞いたときと、今では感じ方が違う。これは私が大人になってしまったからだと思うのですが、よく考えると、私の人生は back number に先回りされているということに気付きました。
どの曲を聴いても、わかりすぎて涙が出てきてしまうのは
それだけストレートに歌詞に、メロディに思いが吹き込まれているということに20代半ばになって気づきました。
いろんな曲について話したいのですが、中でも私が今回取り上げたい一曲は
「春を歌にして」
春なので、この一曲を。というのもありますが、最近まさにこの曲を聴いて胸が熱くなったので、私なりに感じたこと、考えたことを書き連ねます。
あくまで、わたしが感じたことなので、この解釈が正しいとはおもっていません。
みなさんもこの曲を聴いて思い浮かべた景色、人、匂いがあればその感覚をぜひ大切にしてください。
はじめてこの曲を聴いたときは、「失恋の曲だなぁ なんて泣きそうな歌声なんだろう ものすごくつらい恋だったのかな」と思いました。とってもとっても大好きだった人。その人と別れてしまったんだ。もうその人には会えない。当時一番響いた歌詞は1番Bメロ。
さよなら 二人で言い合って それで何が終わったの?
この想いと 伝え合い言葉が 行き場を失くしただけでしょう
恋人になるときも、その関係を終わらせるときも言葉で始まり、そして終わるという人が多いと思います。実際に私もそのような経験をしてきました。
始まるときはわかるんです。お互いに「好きだ」という気持ちをはっきりと認識するには、言葉が一番わかりやすいという考えはわかります。
でも終わるときって、なんで「別れよう」「さよなら」のたった一言で終わってしまうんだろう。どうしてその一言で、もう会えなくなって、連絡もできなくなって他人になるんだろう。そういうことを当時彼氏に振られた私は考えました。
そして約9年。久しぶりに歌詞を見ながら聞いた私の心が強く揺さぶられたのは2番でした。
そうだね きっと時間の流れがすべてを洗い流してしまうね
ならそれまで 大切に持っておこう 思いも温もりも涙も
大きな失恋をしたときに友人が「時間が解決してくれるよ」と言ってくれました。確かにそうだと思います。裏を返せば、「時間しか解決してくれない」そういうことにも気づきました。
新しい出会いがあっても、きっとふいに思い出してしまう。時間がたてば、その分新しい記憶も増えて、そういう瞬間も減ってくる。だから「時間が解決してくれる」「時間しか解決できない」。
そういうことも踏まえた上での、「時間しか解決できないんだったら、無理に忘れようとしても無理なんだ。時間が洗い流してくれるまで、大切にもっておけばいいじゃないか。」とも受け取れる言葉。
想いも温もりも涙も 私はこの涙は自分の涙だと受け取りました。相手を想って泣いてしまう涙も、無いことにしなくていい、大切にしておこうと。
この時点で、もう目はうるうるしてるのですが、私の涙腺の堤防が決壊したのは
今でも君に会いたいけど 会えない理由が山積みなだけじゃなくて
本当に大切にしなきゃいけないものに気付き始めたから
この部分です。言葉もいいのですが、メロディも音楽も本当に感情と合ってるんです。
「本当に大切にしなきゃいけないもの」とは何なのか。
聴く人の数だけ感じるもの、思い出すものはあると思いますが
私は、「相手の気持ち」そして「相手と過ごした色あせない思い出、時間」を思い描きました。
始めた聞いたときに感じた「つらい恋」ではなく、
いま感じたこの曲の印象は
「忘れたくない美しい恋」でした。
もう会えなくなってしまったけど、憎いわけではない、嫌いになったわけではない。だからどれだけ時間が流れてもこの恋は洗い流されない、洗い流されたくない。そういう健気なきもちを感じました。
できれば、今でも会いたい、会って話がしたい。でも、この決断をした相手の気持ちを受け入れたい。尊重したい。それだけ大好きで大切な人だったから。
そして人と過ごしたかけがえのない時間を、「思い出」として大切にしたい。大切に自分の人生に連れていきたい。
そう感じました。
きっと、私が絶賛そんな恋愛を終えたばかりだからそう感じてしまうのだと思います。
でも9年の時間がたっても変わらないのは、変わらずそのときの私の気持ちに寄り添ってくれること。言葉にできない気持ちを、言葉に、メロディにしてくれていること。世界中にたった一人でも私と同じ気持ちの人がいるんだ、そう勇気づけてくれます。
この曲は2009年のインディーズ時代のアルバム「逃した魚」に収録されています。12年前に back number に人生を先回りされていたなぁと思いました。
長くなってしまったのですが、今日どうしても書き留めておきたかったので書き連ねました。
back number いつも心に寄り添ってくれて本当にありがとう。
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