麻雀 かつてやった最大の失敗

 昔の私を知る人達はわかると思うが、今よりずっと失礼な人間だった。  

平然と人を馬鹿にするような事を言ったり、自分より年配の方にも敬語は使わなかったり、生意気な事を言ったりしていた。

当時つるんでいた人達の影響もあると思うが、当時の自分は人の痛みとかは全くわからない人間だったし、麻雀に対しては譲れないものが今より大きかった。 

昨日の続きと言えば続きなのだが、それからしばらく経ち、年単位でなら麻雀は勝つようになってきた。
しかし、理由としては当時かなり裕福な年配の人と麻雀を打ってたからだ。
裕福なので千点100円で毎回10000円ぐらい負けても全然だった。 
そして、自宅で卓を持っていたので場代はタダだった。

週に一回ぐらいはお呼ばれした気がするが面子はその人の息子さんと誰かだった。  
私は勝てるようになって嬉しくて、皆に自慢したり、トータルで負けてる人を馬鹿にしたり、自分の成績を見せびらかしていた。

ある日、また麻雀をやるとその人の息子さんから連絡があるとこう言った

「良かった、今月厳しかったんですよね。なるべく早く開始してなるべく遅くまでやりましょ。そっちのが稼げるから。」

そんな失礼な事を言ってしまった。
息子さんは当たり前だが怒って

「そんな失礼な事を言うならもう来なくていいよ。うちの敷居はまたがないでくれ。」

と言われた。
当たり前だ。

その息子さんとは模型飛行機やプラモデルを見せてもらったりしていたが、それからは連絡はつかない状態になった。

他の人にもその話は伝わり、他のセットにも呼ばれなくなった。

私はセットで打つ場所が無くなったのだ。
そして、友達も無くした。

今、現在もあの病気で雀荘自体が自粛中になっているので打つ場所は無いから思い出すのだが、麻雀そのものが打てなくなるのは本当に辛い。
そして、他の誰でもない自分のせいで無くした。

この事は未だに後悔していて、今後は本当に失礼な事が無いようにしようと心に刻んだ。

無礼な態度を続けると色んなもの失ってしまうのだ。

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