麻雀 麻雀打ちは一度は『なろう系主人公』になりたがる

 突然だが、フリー麻雀を打ち慣れた人は一度は違う店で新規としていき『麻雀をわからないふり』をして無双する


という事をしたことがあると思う。


「フリーは初めてですか?」


「はい!初めてです!よろしくお願いします!ツモ、1600 3200!」


「つ、強い!何だ?この新規は!?」


「え?俺また何かしちゃいましたぁ(にちゃあ)」


という『なろう系主人公』のイメージだ。

そんな私もご多分に漏れず、何年か前に横浜のノーレート雀荘に『なろう系主人公』になる為に行ったことがある。


「お名前は?」


「アカギです。」 


と、『この人、名前からして強そうだな』と偽名を使う。
打つ前に献血もしたし、名前は青木だし、まぁほぼ正解と言ったところであろう。


そして、ルールを見てから卓につくと


たまたま来店していた麻雀プロにボコボコにされて4連ラスを食らう。


そして、


この手を


「1300 2600です。」


と言ってしまい


「あ、三色あるからハネマンですね。慌てなくて大丈夫、大丈夫。」


と優しく諭されてしまう。


その後は二度とその店には行かなかった。


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