麻雀 痛客(いたきゃく)
この前場末に行き、辞めようとする
「青木くん、あのお客さんもう一本やるからもう一本付き合ってくれないか?」
「この店で一番の技術者は?」
「青木さんです‥。」
「ふむ、合格。ではやりましょう。」
と、一本打っていたら『痛客』が現れた。
痛客とは私がつけたあだ名で私が36ソーでリーチをすると、彼は
ここから2をきり、
「止めました。」
とホザいたので、
私はフリー雀荘なのに卓を止めて「君は当たり牌を止めたんじゃなくて223から2を切っただけだよね?」
と、講義をしたことがある客だ。
痛客はご機嫌に
「役満をあがった。」「高いレートを打った。」とメンバーに自慢していて最後に
「ちょちょちょちょって遊んで一万円お小遣い貰いに来た。」
と、私のアドレナリンをスパークさせるような事を言ったので
「ご機嫌だな、兄ちゃん。ここ一人空くから俺が死ぬほど遊んでやるよ。」と言うと
違う卓の人間がいきなりラス半をかけたので痛客は私とは違う卓にはいり、しかも客が四人集まるいわゆる「マル」という状態になり、痛客とは永遠に打てなくなった。
私は店長に
「無理を承知でめちゃくちゃな事を言いますがあの痛客と私をなんとか同卓できませんか?」
とフリー雀荘のルールを超越した事を言うと店長は
「君も充分痛客だから。」
と真言を頂いた。
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