麻雀 搦手(女性編)

 勝負とは何をもってして勝ちか?

そんな話。

 その雀荘は街ではかなり安いレートだ。 

 
そこのドアに男女の二人組みがきた。  
一人はその雀荘で見た事あるやつだが、女の方は知らない。 

「へー!ここが雀荘か!初めて来た。」

と、言っていた。 
女は男の横でルール説明と名前と連絡先を記入していた。

女は

「なるほど!つまり、ここは勝っても負けても2000円なんですね!」

と言った、男は

「そう。ノーレートでもいいけど少しは賭けないとね。ただ、そんな1万2万賭けたら嫌だけど…。」

「はい!ノーレートだと適当に打つ人がいてがっかりしたんです‥ここなら真剣勝負です!」

と、息巻いていた。
なんとも微笑ましいことだ。

男は

「そう、真剣勝負!ただ、セットで後からレート上げたり変わったりして危ないけどフリーのお店だから安心だよ。」

と言っていた。

結果、女は何本か打ち、いくら儲かったようだ。
男は

「うわ、やられた。」とか言っていたが、余裕があった。

そして、その男女は帰ったが、一時間もしたら男の方だけ帰ってきた。  従業員にいくら渡したようにみえて、代わりにメモを貰った。

「へぇー、あの子ここ住んでるんだ。」

と言って、帰っていった。

この話はここで終わりだが、

『いやいや、連絡先書いたらダメなんて雀荘だけの話じゃないじゃん』

と思うかもしれないが、

高いレートじゃないから安心だよ、お金はちょっと賭けるけど  と、一回安心させる事を言っておいて、実は麻雀が目的では無い  なので、女性はとくに気をつけてね

というお話ですわ。

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