都市

今日は台風の雨で強く雨が降っている。美術のコンペがあり、久しぶりに応募しようと作品の搬入で葛西臨海公園の方へ向かった。駅の降りると雨は小休止中という感じ。搬入先へ進んで受付をしているところ、なんと僕の絵は額装をしていないペラペラの絵だったため搬入を断られてしまった。どこかに書いてあったのかもしれない。これで一枚の出展料がパーに。やれやれ。絵を舐めている、洗礼ですかね。
帰り道、すぐに雨が強く降り始める。来た道を戻る。大きな作品を抱えたアーティストたちとすれ違う。この駅までの搬入ルートの行き来自体がなにか意味を持った作品やイベントにもできるような気がしてくる、とにかく大変そうだが笑うしかない。

渋谷へ向かう。スクランブル交差点。久しぶりに1人で対峙している感じがする。都市は1人という単位でしか見にくいものや重ねられない情景があるような気がする。1人であることを許容する都市とそうでない都市ではまた違うかもしれない。ベルリンやロンドンは1人であることを許容する、バルセロナやローマはそうではなかった。パリはどうだったけ?今は違うかもしれない。
高田くんにこないだ会って活動の話をしていた。最近は結構踊っているよ、と言うと都市とかの方はどう?と聞かれ、そういうのやっぱり君のテーマだったじゃんみたいな感じで言ってくれて、なんか嬉しかった。
しかしこいつに取り組むのは難しい。
都市自体が機能を半分失っている感じがする、顔の断片を誰かに与えたアンパンマンみたいに。顔の断片を失ったアンパンマン的、都市の中で十分とは言えないシティアクションとそのモチベーション、そんな感じがしていないだろうか?
1人でいる人の眼差しと2人以上でいる人の眼差しは違う気がする。

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