【全頭解説付き!】 日本ダービー(G1)枠順発表前の予想!

こんにちは、青木です。
先週は優駿牝馬オークスでした。
皆さんの馬券の調子はいかがでしたでしょうか

さて、4週連続G1予想記事もいよいよ最終回。
本日は5/28(日)東京競馬場で行われます第90回東京優駿(日本ダービー)の予想を行いたいと思います。
今回は出走予定馬全頭解説付きです!
最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。


レース概要

東京競馬場の芝2400mで行われます。
観客席目の前からスタートして最初のコーナーまでが約350mの直線。
フルゲートが18頭と横に広いため外枠の先行したい馬たちがうちに進路を取るため、1コーナーまでの位置どり争いはかなりごちゃつきます。
最後の直線は約525mとかなり長く、途中で高低差2.1mのなだらかな登り坂があり、展開の紛れは少なく純粋な実力勝負になりやすいコースです。

また日本ダービーは例年5月の最終日曜日に設定されており、Cコース替わりとなります。Aコースから約6mほどラチを外にスライドするため外の馬はより外側を回されることになります。

そのためダービーは1枠1番の成績が非常に好調です。
2019年はロジャーバローズが12番人気で勝利。
昨年は7番人気のアスクビクターモアが3着。
1992年以降の1枠の成績は(8-4-2-47)さらに1枠1番に絞ると(5-3-2-20)これは1〜18番の中でも勝率、連帯率、複勝率、すべて1番良い成績です。
当日1枠1番に入った馬は注意が必要でしょう。

逆に大外枠の成績は極端に悪いです。
同様に1992年以降の8枠の成績は(4-3-3-81)
昨年はイクイノックスが18番から2着と健闘しましたが、
18番ゲートの優勝馬は2001年のジャングルポケット、1997年のサニーブライアンの2頭のみと、いかに枠順のバイアスが結果に影響するかがわかるデータです。
人気馬が外枠に入ってしまった場合は割り引く必要がありそうですね。

出走予定馬の全頭解説

ではここから日本ダービーに出走する全18頭を解説していきたいと思います。

ソールオリエンス

本命不在と言われた皐月賞を大外からの剛脚で差し切り、無敗の皐月賞馬に輝いた本馬が2冠目を狙います。
新馬戦、京成杯が先行策からの好意抜出だったのに対し、皐月賞は4角17番手からまとめて差し切りました。
この馬に関しては正直弱点がないように思えます。
前走の皐月賞は泥濘の重馬場で、母父: Motivatorを持つ本馬が光りました。
デビュー戦でも東京の芝1800mを上がり33.3で勝ち上がっていることからも十分良馬場でも適応できるかと思います。
鞍上の横山武史騎手は一昨年、同じ無敗の皐月賞馬で挑んだエフフォーリアで鼻差負けを喫しており、この舞台に並々ならぬ意気込みを感じていると思われます。
あとは枠順次第ではありますが、安定の軸馬候補かと思います。

スキルヴィング

前走の青葉賞を勝利し、この舞台に駒を進めました。
皐月賞組はソールオリエンスのあの勝ち方からあらかた順位付けが済んだとみられているのでしょう。本馬が2番人気想定となっております。
こちらもキタサンブラック産駒ですね。
前走の青葉賞は青木も現地で観戦しましたが、明らかに格が一つ違うような感じがしました。(馬券はヒシタイカンから買ったので外れました)

本当にG2?ってくらい人が多かったです。

鞍上のC・ルーメール騎手が皐月賞3着のファントムシーフではなく、本馬を選日ました(おそらくノーザンFの意向でしょうが)
ただ、青葉賞組のダービー成績はあまり良くありませんので注意が必要です。

タスティエーラ

弥生賞(1着)→皐月賞(2着)→ダービーと王道のクラシック路線を歩む本馬。
前走の皐月賞は一瞬勝ったのではと思わせてくれました。
鞍上は松山弘平騎手からD・レーン騎手へと乗り替わります。
これまで手があっていただけに乗り替わる必要があるのかと思ってしまいますが、おそらくここも…………でしょう。
デビュー以来、好位抜け出しの競馬をしており、当日は位置取りが非常に大事になるでしょう。
1枠引いて欲しい……。

ファントムシーフ

皐月賞3着からの巻き返しを図る本場、前走はC・ルメール騎手のコース取りが見事でした。あそこでメタルスピードの外に進路をとっていたらもっと下の着順だったでしょう……。
2走前の共同通信杯で東京の長い直線も経験しており、馬体の大きい本馬にとって府中に変わるのはプラスになるでしょう。
また鞍上がC・ルメール騎手から武豊騎手に乗り替わり。
通常の乗り替わりはマイナス評価ですが、ダービー6勝の記録を持つ武騎手への乗り替わりはむしろ好材料に感じます。
懸念点としては、サンデーサイレンスの血を一切持たない点です。
サンデーサイレンスを持たないダービー馬は2017年のレイデオロが最後です。その前は2010年のエイシンフラッシュと、いかにこの舞台がサンデー系の独壇場だったかがわかるでしょう。
だからこそ勝てば、サンデーの一流牝馬につけられるので、種牡馬として明るい未来が待ってます!

サトノグランツ

ダービー行きの最終切符を手に入れた本馬。
京都新聞杯は過去、アグネスフライトやキズナなど皐月賞組に続くダービー馬を輩出しております。
サトノダイヤモンドの初年度産駒の成績は正直芳しくないものの、こうしてクラシック出走ができたことは非常に大きいです。
京都記念は上位5頭がほとんど差のない体勢でゴールしましたが、中でも本馬は川田将雅騎手が見事なコース捌きで差し切りました。
瞬発力というよりも長く良い脚が使える印象ですので、当日も好位抜け出し策を取るのではないかと思われます。

ドゥラエレーデ

ホープフルSの覇者。
皐月賞を使わずUAEダービーを使ってダービーへ挑みます。
ソールオリエンスとは初対決になるものの、ホープフルS2着のトップナイフが7着、キングズレインは賞金不足で皐月賞・ダービーの出走が叶わなかったりと、ホープフルS組はレベルが低かったのではないかと思われます。
また、ここまで新馬戦から鞍上が固定できていない点も懸念点です。

ショウナンバシット

未完の大器ことシルバーステート産駒の本馬。
前走皐月賞が12番人気ながら5着と掲示板を確保しました。
デビュー戦から前々走まで全て掲示板を確保しており、堅実な走りをしております。ただ、今まで一度も東京コースを経験しておりませんが、2200mの距離で勝ち鞍がありますので適性は問題ないかと思います。
シルバーステート自身がマイル戦が主戦場だっただけに2400mの距離で花開くのかは疑問です。ところで、未完の大器はいつ大成するのでしょうか……。

メタルスピード

前走の皐月賞は17番人気ながら4着と大健闘しました。
条件戦が全て1600〜1800mを使っている点、この馬もシルバーステート産駒で中距離には向いていないような気がします。
ただこういう馬が馬券に絡んだときは配当がぶっ壊れる。そしてダービーではよく起きます!
実力は他の馬にも劣っていないと思うので、当日の枠順に非常に注目です。

ハーツコンチェルト

青葉賞2着からダービーへ駒を進めた本馬。
父:ハーツクライ、母父:Unbridle's Song の組み合わせはスワーヴリチャードと同じです。
特に母父:Unbridles' Songは日本の中距離レースで好成績を残しており、コントレイル、ジャックドールが同様にUnbridle's Songを母父に持っております。
鞍上の松山弘平騎手はデビュー戦からの継続騎乗。青葉賞ではスキルウィングに後塵を拝しましたが、巻き返しのチャンスは十分あると思います。

シャザーン

母のクイーンズリングはエリザベス女王杯(G1)を勝利を含む重賞4勝馬!
ロードカナロアの産駒ながら中距離での実績を持ち合わせております。
金子真人HD×友道厩舎といえば、ワグネリアンとマカヒキ!!
大舞台での結果を出してきた黄金コンビです。
完璧な仕上げで望んでくるでしょうから注意が必要です。

フリームファクシ

金子真人HD第2の矢。
3連勝できさらぎ賞を制覇。前走の敗因が重馬場だったのなら、今回は巻き返しが期待できます。

ベラジオオペラ

新馬戦から3連勝でスプリングSを勝利し、前走の皐月賞では3番人気に支持されたものの惨敗。今回は鞍上を横山和生騎手に代えて大舞台に挑みます。
上村厩舎は今年すでに16勝をマークしており、リーディングでも4位につけております。このまま大舞台で初のG1制覇を決めるでしょうか。

シーンズリッチ

毎日杯を勝利してダービーへ駒を進めました。
鞍上は色々あった角田大河騎手から戸崎圭太騎手へ乗り替わり。
東京コースは3回走って1着、4着、6着と成績は微妙。
また勝ち距離が1800mまでと有力馬に比べ力不足な印象。
調教での変わり身に期待です。

トップナイフ

ホープフルSはドゥラエレーデと差のない2着。弥生賞でも2着と中山巧者な印象。
左回りを使ったのは中京の野路菊Sのみと経験の少なさが不安点です。

ノッキングポイント

木村哲也厩舎×サンデーRの黄金コンビ。
毎日杯2着で挑む本馬。東京での成績は2戦2勝しているもののいずれも芝1600m。
2000m以上の距離は経験していないため適性があるのか疑問です。

パスクオトマニカ

プリンシパルS(L)を逃げ切り、最後のダービー出走権を掴み取りました。
前走は小頭数で楽に先行できただけに今回は展開が向かない印象です。

ホウオウビスケッツ

マインドユアビスケッツ産駒は初年度にデルマソトカゲを輩出し、ダートの種馬として地位を確立しましたが、一方でNHKマイルのショーモンや本馬のように芝での通用する馬を出しております。
3走前のフリージア賞で2000mの距離を経験しており、中距離適性も問題なし。
あとは枠順と展開の利が向くかどうかですね。

グリューネグリーン

近3走が全て掲示板圏外と奮っていない本馬。
東京では1勝、3着1回と実績はあるものの、鞍上は全てM・デムーロ騎手。
皐月賞から石川騎手に乗り替わりましたが、手が合っていない印象。

トーセントラム

ここまで15戦1勝と明らかに力不足。
現時点だと出走圏外です。
ただ鞍上が藤田菜々子騎手ということで非常に注目が集まります。
実現すれば女性騎手で最初のダービー騎乗となります。
多分応援馬券が大量に買われるでしょう。
私もこの時ばかりはWINSに行って紙で欲しい……。


以上、全頭解説を行ってまいりました。
先述した通り、今年はホープフルS組のレベルがそこまで高くないように感じます。また皐月賞組はあの勝ち方をしたソールオリエンスを負かせるだけの馬がいないことからトライアル組も十分チャンスがあると見ております。

青木の本命

さて、ここで枠順発表前時点の青木の本命馬を公開します。

第90回日本ダービー(G1) 青木の本命馬は……






と言いたいところですが、今回は枠順が確定してから発表したいと思います。

今回は前編ということで、最終本命はは前日までにアップいたします。
ぜひ後編もお付き合いください!


ちょこっと本業についての告知

先日開催されました文学フリマ36、皆様遊びに来てくださり誠にありがとうございました。
今回で3回目の出店となりました。
青木は仕事があったので参加できませんでしたが、次回は土曜日開催ということでなんと都合をつけたいと思います。

そして昨日より事後通販ページも開設しております。
ぜひこちらもご関心お寄せいただけますと踊るように喜びます。


次回は日本ダービーの後編!
金曜日、または土曜日に最終的な印の発表をしたいと思います。

では、金が有ったらまた来週。





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