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忍ミュ第10弾を観てきました【ネタバレあり】

毎年必ず観るミュージカルがあります。「ミュージカル忍たま乱太郎」です。

今年は10年目の節目の年。「 第10弾 これぞ忍者の大運動会だ!」を東京1泊3日(帰りは夜行バス泊)の日程で東京ドームシティシアターGロッソへ観に行ってきました。

最近は毎年1月がGロッソ公演だったので、初めての5月のGロッソでした。あの狭い客席スペースで上着は1番かさばる大敵だったのがなくなって観やすかったです(笑)

まだ2回しか観ていないので記憶が曖昧なところがありますが、私が感じた萌えポイントを書いていこうかと思います。

以下ネタバレです。ご注意ください。




10弾は演出家が変わった

6弾〜9弾まで脚本:阪口和久さん、演出:菅野臣太朗さんのコンビで、とても安定した忍ミュだったのですが、今回節目の10弾は脚本・演出:竹本敏彰さんと変わりました。

どう変わるのかがとっても楽しみであり、同時に不安があったのですが、問題なかったです。

めちゃくちゃ面白い。

ギャグもあり、シリアスな部分もあり、バランスがいい作品となっておりました。

ただ、あとにも触れますが、今まであったお約束なシーンがなかったりと「脚本・演出が変わったな」と感じられる部分がいくつかありました。

七松足長い!

今回から参加の七松小平太役の木村優良さん。ビジュアルが公開された時「めっちゃ七松小平太顔!」ってすでに安心感があったのですが、幕があけてびっくり。この方めっちゃ足長い!!!!!途中から「足長いなぁ」って何度も思いました。かわいい小平太でした。

安定の滝夜叉丸

おかえりなさい。ひぐ夜叉丸!平滝夜叉丸を演じるは、4弾〜5弾で同役を演じた樋口裕太さん。

彼の滝夜叉丸っぷりはすごいの一言です。生の滝夜叉丸は初めて観たのですが、今までDVDで見てたあの滝夜叉丸…感動しました。えぇもうキラキラまとってます彼。彼ね、途中下手側前方で赤いハートの紙吹雪を自分自身にファサっと舞わせるんですけど、めっちゃ滝夜叉丸じゃないですか、その行動。公演終了後目の前に落ちた紙吹雪をお土産にいただきました。

劇場版忍たま並の伊作ヒロイン感と保健委員の活躍

今作なんといっても伊作が超ヒロイン!10弾の座長は伊作なようで、伊作好きにはたまらない作品となっております。

六はの絆と保健委員会の優しさを改めて感じた2時間だったなと思います。

長次の叫び声が聞こえた、胸騒ぎがする、向かわせてほしいと伊作は留三郎に伝えます。でも競技中だからと留三郎は止めるのですが、伊作は何がなんでも行こうとします。最終的に「わかった!」と伊作を送り出すのですが、やっぱり「六は」。同室の仲はさすがです。

後半、伊作が怪我をするのですが、乱太郎がしっかりお世話します。

よく見てみると、五年生が双忍を思い歌っている後ろで、乱太郎に包帯の巻き方をしっかり教える伊作先輩が見えます。いつどんな時でも、後輩の乱太郎に教えているのです。その教えがしっかり後半に活かせられてます。乱太郎が伊作に添え木をして包帯を巻きながら「伊作先輩、痛くないですか?大丈夫ですか?」と聞かれ、後輩の成長に目を潤わせながら「うんっ!」っていう伊作のあの表情がとっても好きです。DVDではぜひそのシーンの伊作のアップをくださいお願いします。

包帯は〜しっかり巻いても きつ過ぎず〜
すばやくきれいに ゆるまぬように〜

アニメ内のあの歌も忍ミュで聞けて幸せでした。保健委員会バンザイ。

一番の推しは体育委員会

保健委員会の活躍がよかった今作ですが、個人的にずっと目で追いかけていたのは体育委員です。活躍自体はさほどないのですが、とにかく小平太と滝夜叉丸の絡みですよね。隙さえあればすぐ絡み合ってます。えぇもうそりゃ楽しそうに。

樋口くん滝夜叉丸にとっては3人目の小平太となるわけですが、どの小平太とも同じように絡まれてるのを見て「あぁ…滝夜叉丸頑張れ…!」ってなりますね。寝たままあっちこっち歩いていく小平太を引っ張っていく滝夜叉丸めっちゃ保護者でしたね。三之助がいたらそりゃもう大変だったろうなと、違う意味で涙ホロホロしながら見守っていました。

成長した五年生の安定さ

雷蔵と三郎という双忍が今回は忍務実習との事で、今作は不参加。3人になった五年生の熱はどうかというと「相変わらずの五年生」でした。安心。いつものメンツでチームを組んで、8弾ではまだまだ頼りなかったあの五年生が自分たちで考え進んでいく。後輩という守る存在がなかった分1番動きやすかったのではないかなと思います(土井先生が赤ちゃんおぶってたけどね)

双忍のことを思って歌うあの歌。いやもう2人天国いったの?お星様になったの?って心配になるぐらいしっとりしたいい曲でした。笑

ただ、「ドクタケが何か企んでる」と警戒をし続けていたのは成長を感じました。さすが五年生!この2年でめっちゃ成長したな!もう頼りになる学年になった!

生物委員会 委員長代理 竹谷八左ヱ門くん めっちゃ生物委員会してました。今まで以上に輝いていました。久々知くん、カメムシさんたちのお墓一緒に作ってあげてね…

一年生の出番が今回は多く、最高にかわいい

9弾が出番が少なすぎたのもあるのですが、今回は一年生たちがとっても活躍してました。

乱太郎…今回の準主役と言っても過言ではない!伊作の傍にずっとついてサポートしてましたね。怪我をしたきり丸と伊作にしっかりと保健委員として活躍しました。

きり丸…一年生のお姫様ポジション。先輩に子ども扱いされて「これでも忍たまっス!」と自ら厳しい道へ進んでいく勇気。その言葉にハッとさせられたのか、危険な崖のぼりの道を仙蔵と長次は選びます。きっと後悔したんだと思います。先輩は「結果後輩に怪我をさせる事になった事」を、きり丸は「先輩の優しさを無にしてしまった事」を。それでも最後まで頑張ったきり丸に拍手!

しんべヱ…最終兵器を繰り出した救世主。最後の最後までこれといった活躍はないのかなと心配していましたが、最後の最後、絶体絶命のピンチに現れた救世主しんべヱの鼻水は最高かなと思いました。

土井先生ときり丸

今作は5弾再演並みに土井先生ときり丸の絆を感じる事ができました。

急遽開催される事となった運動会。アルバイトを断り切れず子守をしながらの運動会参加となったきり丸ですが、キノコ岳競争の時は「競技に集中しなさい」と土井先生がアルバイトを変わってくれます。もうその部分だけで涙腺緩々です。そんな土井先生、今作はソロ曲がありました。子守歌。これがまた心に響く歌でして、バタバタした物語の中で一度落ち着く事ができるいいハーフタイムな役割もありました。

ゴールした時にきり丸の怪我に気づいた土井先生は一瞬不安そうな顔を見せますが、大丈夫だとわかると安心した顔になり、優しい表情でアルバイトで預かっている赤ちゃんをきり丸に返すのです。

まあこの作品で一番頑張ったのは、過酷な道を赤ちゃん背負ってゴールした土井先生と、その中を生き延びた赤ちゃんですね。

定番の女装曲がなかった

今まで、無理くりにでも入れてきていた山田先生・土井先生の女装と女装曲が一切なかったです。もはや定番でもあったので、今作も楽しみにしていましたが、なかったらなかったで違和感もなく話が進んでいきましたので、問題はないかなと思いますが、でもやっぱりさみしい。アフターで新曲入れてもらっても構いませんよ?せっかくの十周年なのでぜひとも聴きたいなと思っています。

まあ、その代わりに山田先生がめっちゃボケかましてくるんで面白いです。

キノコ岳競争以外は基本ガチで楽しんでる

包帯まきまき競争に至っては「体育委員会・会計委員会」のチームは多分毎回カメムシ付きの包帯をイケドンで巻きすぎて、外れなくなってるんですが、その度に滝夜叉丸が「本当に外れない…!」とか言っちゃうもんだからアクシデントを楽しみまくってるなと大爆笑しながら見ていました。

玉入れもガチでやってるんでしょうけど、私がみた回では2回ともドクタケは無得点。ただ、最後にかごを下向けにしないので、ここは無得点にする演出なのか、ガチで入ってないのかわからないです。でもよくあんな高いところまで投げれるなぁ。。。途中ダンスタイム入るのがツボです笑

的当てはもうめちゃくちゃガチでやってますね。楽しそう!

私が観た回ではここまでの途中経過でドクタケチームが1位になってまして、ドクタケのガチ度がすごかったです(笑)最終で優勝する事は絶対ないので、ここまでは本気でやってきてる感あってめちゃくちゃ面白いです!

そして最後のボーナスポイントくじ!笑)「忍者はガッツ」のイントロで引くのですが、これもガチですね。ボーナスポイントが千点あるので、今までの頑張りはすべて無駄で、結果は全てここで決まるのですが、まあ楽しそう…笑)ここのシーンは全てDVDの特典に入れてほしいレベルです。千秋楽の日に総合優勝回数で結果発表してほしいなと思っています。すべては運で決まる運動会の優勝チーム。

運動会とは・・・

ハプニングが多いのは仕方ない

私が観に行った回であったハプニングとしては

・イカダで川をくだる五年生、イカダの小道具のエスボードに乗って下手から上手へ移動するのですが、勘右衛門がずっこけてしまい、「勘右衛門~!お前なら泳げる~!」と他の五年生からのアドリブのセリフが飛ばされ勘右衛門は泳ぎながら上手へ、後からくる土井先生に「大丈夫か~がんばれ~!」と応援されながら抜かされていく様はめちゃくちゃ面白かったです。怪我なかったようでよかったですが、すごい吹っ飛んでいったので(バイクでロックがかかって吹っ飛ぶ感じ)心配しました。すんなりとアドリブに入ったので稽古中からそういったアクシデントはあったんでしょうね。土井先生だけは絶対失敗できませんけどね(赤ちゃん抱いてるから)その後のシーンで勘右衛門の普通のセリフであるはずの「イカダも流されちゃったし」がそのハプニングのおかげ(?)で笑いが起きてしまいました。「そうだね、流されちゃった所見ちゃったよ私たち…」って感じですね。どうやら他の回では八左ヱ門が流されていった時もあったようで…

・的当て、ガチでやってるから玉が至るとこに飛んでいきます。しんべヱはむしろ的に届かなかったり、八宝斎の玉は的がある上の段に行かず下に飛んでいったり…客席にまで飛んで行くこともあるんじゃないかな?とドキドキしてみていました。

・マイクがオンになっており聞こえてくる裏の声。ユキちゃんと学園長と山田先生が出てくる直前、スピーカーからユキちゃんの声「出ていいんですか?いつ出ていけば」みたいな声が聞こえてきて、スピーカー前のお客さんが一斉に「?」ってなってました。その後山田先生の「ゴーゴーゴーゴー!」という声も聞こえてきて、3人が登場。どうやらハプニングか何かで出るタイミングが分からなくなって裏で話した声がマイクを通して聞こえてしまったようでした。うっすら聞こえてきただけなので、スピーカー前のお客さんだけが気付いたハプニングですかね?音響さんと役者さんって本当に大変だ…!

・初めてのアフター披露の日、伊作が「この後はアフターあります」を言い忘れる。カーテンコールで「本日はありがとうございました!」ってはけようとしてしまい、慌てて「忘れてましたぁあ!今日はアフターがございます!」とお詫びしておりました。そうだね、初めての日だったから忘れてたね!笑)留三郎が「どうしようかと思った!」とフォローしてくれてました。反橋さんのアドリブは大好きなのでもっとほしいです。笑

結論:忍ミュはやっぱり面白い

10年続いただけあります。毎回新しい面白さを提供してくれる忍ミュは本当に素敵な作品です。戻ってきてくれた役者さん、新しい役者さんみんな忍たまファミリーとして大好きです。私はあと1回、大阪公演で見る事ができますが、もはやDVDが早くほしくて仕方ありません。今回の10弾初演がいつもより遅い5月だったので、再演はあるのか、学園祭はあるのか不安が残りますが、10周年という記念の年なので、いろいろと豪華にやってもらえる事を期待しております。

忍者はガッツじゃ~!忍ミュは最高じゃ~!

以上、つたない記憶で書き起こした感想でした。また何か思い出したら追記したいと思います。長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。

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