テルタインで朝食を

ボトムズオタクによるやや長めの文章。

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装甲騎兵ボトムズ 第3話「出会い」後半~恐怖!!バルカンセレクター~

 メカのメンテナンスをするシーンにて。ついに出た……!CV千葉繁のチョーシいい男……!最初のセリフが「いーや、参った参った隣の神社だよ~」である。のっけから飛ばしてきやがる。  ここの会話で初めて「ボトムズ乗り」というワードが出てくる。この物語の世界における戦闘用ロボット全般の俗称が「ボトムズ」。ロボットアニメのタイトルといえば、たった一つの機体の名称を使うのが当たり前のはずでした。たった一つの機体が作品の看板の役割を果たすのがお約束。でも『装甲騎兵ボトムズ』はそうではない

    • 装甲騎兵ボトムズ 第3話「出会い」前半~パンとシチューはごちそうだ~

       今回も主人公のナレーションから始まる。戦争によってボロボロになった世界が物語の舞台ですよ、と毎話の冒頭で知らせてくれる。で、この先どんな困難が待ち受けているのか……?  暴走族のボスであるブーンさんがお怒り。脱走者たちを捕まえるぞと息巻いている。場面変わって、前回無事暴走族たちから逃れることができたキリコ君、朝日が射し込むゴミ捨て場にて起床。目をしょぼしょぼさせている。  すると人の気配が……パイプをくわえた謎のおっさん参上!  そして、待ちぼうけを食らっているのか退

      • 装甲騎兵ボトムズ 第2話「ウド」後半~ウドで死ぬということ~

         後半は牢屋みたいな粗末な部屋で、キリコとおじさんが会話するシーンから。理不尽な暴力を振るわれ、もう我慢ならん!といった様子のおじさん。ひしゃげた蛇口をひねり、這いつくばった姿勢で水を浴びる……顔をつたって流れていく水の動き……ここ、作画に力がこもっている気がする……谷口守泰さんの描く顔だ。水をブルッと振りはらい(この動きもすごく惹き付けられる。やはり谷口さんのお力か……?!)一言、「俺は逃げる!」と力強い声。  キリコの顔、よくよく見ると第1話の時と違うんですよね。このあ

        • 装甲騎兵ボトムズ 第2話「ウド」前半~治安が悪いのはわかった~

           改めてOPのアニメーションを見てみると、本当に一人の男と一人の女しか出てこないんだな~と感心します。いろんなキャラクターがわちゃわちゃ出てくるアニメOPがあまりにも多くて、そちらの方が見慣れちゃっているから、ボトムズOPはかなり新鮮に感じます。  歌詞の「♪そっと~しておいてく~れ~」のタイミングで主人公の背後の女性の姿がぼやけるのがずっと気になっていた……この主人公は謎の女性を遠ざけたいと思っているのか?彼女に向かって「そっとしておいてくれ」と言っているのか?(しかし、

        装甲騎兵ボトムズ 第3話「出会い」後半~恐怖!!バルカンセレクター~

          装甲騎兵ボトムズ 第1話「終戦」後半~○○も本編だなんて、そんな……~

           CM明け、相変わらず謎の女性に見つめられっぱなしのキリコ。緊迫した雰囲気なんだけど、しかしどこかシュールだ……!この女性の表情、よくよく見ると口元がちょっと笑っているようにも見える?瞳もどこか勝ち気な感じがするような。  大げさびっくりリアクションを経て、耐えきれなくなった主人公、カプセルの蓋を閉めます。そこへ隊長達がやってきて、カプセルを回収する流れに。  ここで、主人公がロボットに乗り込むときの動作がかなり丁寧に描かれます。  操縦レバーを引き寄せて、それをクイッ

          装甲騎兵ボトムズ 第1話「終戦」後半~○○も本編だなんて、そんな……~

          装甲騎兵ボトムズ 第1話「終戦」前半~炎のさだめにさそわれて~

           小学生の頃にスーファミでスパロボをプレイした思い出があり、もともとロボットアニメに興味はあったものの、ちょこちょこいろんな作品を鑑賞してもイマイチはまりきれなかった……という悲しき過去を持つオタク、青川がお送りいたします。  1983年~1984年放送のテレビアニメ『装甲騎兵ボトムズ』を観るきっかけになったのはオープニング曲『炎のさだめ』でした。  放送終了から30年後の2014年、青川27歳の夏にyoutubeでこの名曲を聴いてしまったのが出会いです。初めて聴いたとき

          装甲騎兵ボトムズ 第1話「終戦」前半~炎のさだめにさそわれて~