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付着.15 心のメカニズム

今回は「そ」だ。

今日は皆さんに聞きたいことがある。俺の憧れる言葉についてだ。馬鹿らしいと思う方もいらっしゃると思うのだが、自分にとっては大切な問題でもある。

最近かたいテーマばかりだったので、少し息抜きもかねて「そっくり」というテーマで書いてみたい。

さて、皆さんは「○○にそっくりだ」と言われたことがあるだろうか。見た目でも声でもなんでもいいです。そっくりであれば。

俺は、無い。というか、なるべく嘘をつきたくないので正確に伝えるのなら「そっくりかと思ったけど、よく見るとあんまり似てないね。」が正しい。非常に煮え切らない言葉である。友達以上恋人未満。その気にさせて落とすという恋愛でも人を一番傷つける凶悪なテクニックだ。

両親にも弟にも似ていないため、友人には「拾われたんじゃない?」とからかわれることもあった。もし拾われたとしたら、今よりもっと感謝する必要がある。実子のように育てて貰ったから。w

世の中にはそっくりと言われていい気がしない人がいることも知っているし、そっくりなものがない=「個性的」という言葉に置き換えるとイメージは悪くない。

だが!それでも!俺は○○にそっくりだね!と言われたいのだ!! 単純に、羨ましい。

考えてみて欲しい。モノマネを職業にしている方も沢山居るが、なぜ似ているという事だけで人はワクワクしたり感動したりするのだろうかと。ご本人はもちろん何かに特化した魅力があることは間違いないし、その魅力を細かく再現できることは凄い努力と考察力のなし得る技だとも思う。

しかし、だ。そのことと「そっくり」だから感動するという心のメカニズムが、どうしても結び付かないのだ。モノマネは大好きだ。なのに感動している俺の横には(似てるだけじゃん。)と囁く血も涙もない鬼のような自分が存在していることも確かなのだ。

こいつは恐らく「嫉妬」という名前の人格であり、恋愛でも人生でも一番邪魔くさい凶悪な奴である。

ここまできて1つ分かったことがある。こんなに「そっくり」に対する心の内情を文章に書き出すことが難しいとは思わなかった。上手く伝わらなければモノマネを本気でしている人達をけなすようなものになってしまう。断じてそんなことはないのだ。

人間の心のメカニズムという不思議と、そっくりと言われる事への大きな憧れがあるということだけ伝わって欲しい。

だってね。生まれつき誰かに、何かに似ているだけで、他人を感動させたり笑わせたり出来るんだよ。初対面でも必ず印象に残るし、話題にも出来るんだよ。

素敵やん。

こうなったら俺は今年の目標を叶えて、「青かびに似てるよね」ってどこかで誰かが言われてる側になるしかないな。w

ただ、それを言われた本人が傷つくようなことのないように日々自分を磨いていこうと思います。

そして、誰か俺にそっくりな人がいたら教えて欲しい。許可をもらってInstagram等で自慢したい。w

あと飲み屋などで隣に座った人に「俺にそっくりだろう?」と紹介したい。

うん。非常に迷惑な客である。

正直、今までで一番難しいテーマだった。息抜きのはずが、口と鼻をガムテープで止められて息が出来ず、後半は酸欠で目眩がしたほどだ。

明日からはまた堅苦しいテーマで書こうと思う。楽をしようとすると天罰が下るのだ。

精一杯生きて、明日もいい日にしましょうね。


……あ、ありがとうございました!!!ww

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