年末年始嫌い。

冠婚葬祭以上に死ぬほど嫌いなものが年末年始。

クリスマスまでは、何とか平穏な気持ちでいられる。

しかし、25日を過ぎた時点で、正月関連のcmや店舗のディスプレイが
正月臭プンプンさせてくるので、心がざわつき出す。

共通の話題もないのに、半日近く行動制限をされた空間で過ごさねばならないのは、苦痛以外の何者でもない。

幼少期の頃から正月の雰囲気や、正月臭い音楽が苦手。

お年玉をもらえる身であった頃から嫌い。

近況を聞かれたり、質問責めにされるのも無理。

正月とは、話題がズレるが
会社員時代、勤務時間が終わりタイムカードを押して
帰る、という行動で余計孤立していたのを覚えている。

タイムカードを押した後、いつまでも雑談に講じる男女の先輩ら。
なぜすぐ帰らずグズグズ話をしてるの？と不思議に思ったくらい。

タイムカードを押した後、雑談をするのが当たり前なんでしょうか。

タイムカード押して、颯爽と帰宅するのは悪い事なのか。

あの会社は中途半端に仲が悪く、中途半端に仲がいい社員の集まりだった。

でも、随分前にそこの会社は社長の息子と愛人の息子が金で揉めて無くなってしまったが。

接点もない共通の話題もない人間なんか一つの空間に押し込んで
何がしたいんだ。

意味のないことを、習慣だからとか周りがやってるからという理由で
やってるようにしか思えない。

集まり、集団嫌いな人間にとって、年末年始は地獄。

話すこともないし、黙ってれば一方的に価値観押し付けモードで
人間語浴びせてくるし。

人間が好きで、面倒見がいい側の人間たちからしたら
自分のような考えの人間は、可哀そうにしか見えないんだろう。

そんな彼らを見てて思う。
『そっち側の人間でよかったね？』と。

どうしてひと言もしゃべらない集団の中にいるだけで
自分は疲れるんだろう。

どうして言葉を交わしていないのに、相手のマイナス感情や疲労の情報が
空間に滞留してるんだろう。

ネガティブの方が、力が強いから
どうしてもネガティブの情報の方が空間に滞留しやすく
感知しやすいようになっているそうだ。

そんなクソを感知なんかしたくないんだけど
なぜかご丁寧に感知する体質にウンザリしている。

性格的にも、人間好き―ではないので
感知すること自体バグ。

大人なんだから、嫌な事にも参加しなければいけないとか
説教垂れる方々もおられるが、結局のところお前だけ気楽になんか
させるものか、お前も苦しめ！という負の感情も混ざってる。

ともかくクリスマスを過ぎた瞬間から年始が憂鬱で仕方ない。

嫌いだから会いたくないという成分もあるにはあるが
集まりというもの自体が嫌で仕方がない。

意外だが、話がしたい聞きたい時は、自分から話題を振る事もある。
しかし、それが身内間で発動することはない。

田舎特有の、近所の誰が離婚して戻っただの
同級生の○○がどうなっただの、そんなクソみたいな話題なんか
聞きたくないし、応答すらしたくない。

そして、顔を出した後、連絡の頻度があがり、さらに消耗させられる。
顔を出したことが、嫌なきっかけを生んでいるのが分かる。

顔出しに来たんだから、連絡増やしたっていいよね？とでも思われたのだろう。

年始が終わっても1月いっぱいは、連絡の頻度があがるため、非常に嫌な月だ。

スマホの画面を見るだけで、動悸が走るようになってしまったのだから。

こんなにも、身内アレルギーな症状が出るとは思わなかった。

幼いころから、理不尽な事に対して何度も『家族なんだから！』の言葉で
押さえつけられたのが原因で、『家族』という言葉は自分にとって『強制』と『暴力』にしか感じられなくなっていた。

だから、『家族愛』を押し付けてくる映画やドラマは、絶対見ない。

としかく年末年始なんかこの世から取り除きたい。

心が狭いと言われようが、無理なものは無理だ！