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ますます地下鉄が嫌いになる

都内の桜を意識して見物したことがなかったので
行ってみようと軽い気持ちで向かった。

目的地の一つが千鳥ヶ淵だった。

他数か所も寄ったりしていたが
やたらと地下鉄の乗り継ぎが多いことに少しストレスを感じ始めていた。

階段に次ぐ階段、さらに長い通路、そして慣れない故に逆方向の路線に乗車してしまい、3駅通過した時点で慌てて降りる..など。

やっと千鳥ヶ淵に到着。

しかし、平日の月曜日の午後だというのに
とんでもない数の人間がひしめき合っていた。

通路では、ノロノロ歩きで途中いきなり立ち止まる人間を
必死で避けながら、横目で桜を見ている状態だった。

人混みなどお構いなしに、小型犬を花見に同行させている人が
チラホラいたが、あのひどい人混みの中歩かせるのは非常に酷だと感じた。

とにかく物凄い人出で、完全に桜を撮る気力が失せてしまった。
手が、写真を撮るための動作を拒否していて、
ただただ人混みの中を歩いていた。
観光協会のおじさん達が『立ち止まらずに歩いてくださーい!』と
人混みの塊に向かい何度も声をかけていた。

桜を見に来たはずが、見ず知らずの他人の後頭部チェックに
来たような混雑ぶりで、その中の一部に属している事が
異常なほど疲れ、虚しくなった。

そのような状態でライトアップまで待てる筈もなく、早々に退散してきた。
そしてまた、地下鉄に乗らなければいけなかった。

今回特に嫌いになったのが千代田線

滅茶苦茶深い場所の大江戸線が一番苦手だったが
それ以上に千代田線が嫌いになった。

今回の千鳥ヶ淵のおかげで桜すら嫌いになりかけた。

地下鉄地獄、降りても目的地が地獄だった。

千鳥ヶ淵にはもう二度と近づくことはないだろう。

銀座線と丸の内線は地上とあまり変わらない印象を受けたので
抵抗は少なかったから、今後も使わせていただく事が予想される。

しかし、千代田線はダメだ。



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