ハタチ。は、この日のために。
8:30起床。
携帯には沢山の通知。
いつもの朝、と、
年齢 20 と書くことになった朝。
十代というのを終えた。
「まだ十代なんですか!?」
この声はもう二度ときけない。
そんなことを考えてしまった朝は少し憂鬱だった。
幼い頃は、誕生日にもらえるプレゼント、
手紙、学校から帰宅したあとの
両親からお祝いされ、ケーキを食べることが楽しみだった。
母は毎年、私のその時期のブームに合わせてケーキを用意してくれていた。
あるときはキャラクター、
次は蟹の形(その頃、蟹の骨格が