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劇場版鬼滅の刃「無限列車編」の感想。

興行収入が157億円突破したという、劇場版鬼滅の刃「無限列車編」
その人気は鰻登り状態で、煉獄さんの200億の男も夢じゃない!

そんな無限列車編を通常とIMAXで観てきたのですが、1回目より2回目のほうが感情移入がすごく大号泣するという。

1回目は残念ながら周りのマナーの悪さが目立ったこと、そして映画館の原因である(IMAX観て確信)BGMとSEに台詞がかき消されてしまうことによって前半は集中することができず、とても残念でした…。
(お隣がずっとトイレ行きたい行きたいとご友人に言っていて、もうあと何回か言った時には「行ってきてはいかがでしょうか?」って満面の笑みでお腹を押して差し上げちゃうところでした/やめなさい)

しかし2回目のIMAXはマナーも素晴らしい上に、音響もさすがすぎて…!
なるほど、もしかしたら元々がIMAXとかそちら向きな音響なのかも?と思ってしまうほど。

そんな劇場版鬼滅の刃「無限列車編」
ここぞとばかりに感想を綴りたいと思います。

ギャグとシリアスの絶妙なバランス

鬼滅の刃は原作、TVシリーズもそうですが、ギャグとシリアスのバランスが絶妙なんですよね。

とくに善逸が(基本的に)それを担っていると思うのですが、今作では伊之助の列車に興奮するシーンや煉獄さんの人の話を聞かないシーンだったり、善逸以外もなかなかのギャグっぷりでしたね。

禰󠄀豆子も和み役で大活躍でしたし!

しかしこのギャグパートが前半にあればあるほど、後半のなんとも言えない……演出がうますぎます。

個人的には煉獄さんと炭治郎のやり取りが好き。
思わず1回目も2回目も吹きました。

完全に泣かせにきている挿入歌

鬼滅の刃の世界を彩っていると言っても過言ではないBGMと挿入歌。
19話で流れた「竈門炭治郎のうた」は、大変な話題となりましたよね…!
私も思わず4回観て、4回とも挿入歌で泣きました。

そんな挿入歌が、まさか、あんな…あんなところで!!泣

しかもハミングといいますか、歌詞なし。
それがまだグっとくる。嗚咽が漏れそうに何度もなりました。

竈門炭治郎のうたを歌われている中川奈美さんは、ほかコーラスでも大活躍をされていらっしゃり、そのとんでもないレンジの広さは圧巻です。
TVシリーズのタイトルジングルも奈美さんだと伺った時は、マジですか!!と思わず叫んでしまったほど。

そして今作では男性コーラスもあり、本当に豪華でした……
いや、もう、なんだ、かっこよすぎた。

コーラス曲が大好きな私は、コーラス曲のCD化を切望します!!!

台詞一つ一つの熱量が半端ない!

これはもうTVシリーズでも毎回感じておりましたが、炭治郎役の花江夏樹さんをはじめ、それぞれの台詞への熱量がとにかく半端ない。

各声優さん方のインタビューも読みましたが、本当にこの劇場版への想いが皆さんすごくて、それがスクリーン越しに伝わってきました。
心が震えるってこういうことだ……と。

まずはじめに涙腺を攻撃されたのは、炭治郎が夢の中で妹弟に会うシーン。
「ごめんな」と涙する炭治郎の泣きに、やめてくれよぉおと号泣。
花江さんの泣きの演技が素晴らしすぎました……本物すぎて。

そして第二の涙腺攻撃がまたもや炭治郎の「ここにいたいな」という言葉。
そして先にも書いた挿入歌のコンボ。このまま昇天しそうだと思いました。

トドメは煉獄さんの「あなたに産んでもらえてよかった」という台詞と、そのあとの笑顔。
お母さんからの「立派にできましたよ」というシーン。

煉獄さんは普段焦点が合っていない目をしていて、どこか怖い感じもするのですが、そんな煉獄さんがくしゃって笑う。年相応に。あぁ、死んでしまう、私のほうが死んでしまう。

違う意味で刺さったのは炭治郎の「なにか一つできるようになっても、またすぐ分厚い壁がある。凄い人はもっとずっと先で戦っているのに、俺はまだそこにいけない。こんなところでつまずいている俺は、煉獄さんみたいになれるのかな」という台詞。

声優としても、代表としても、何度もそれを感じてきました。

いまはもうほとんどが代表業ではありますが、それこそ昔は前線で活躍されている方の横でたくさんお芝居をさせていただいておりました。
そのたびに打ちひしがれて、それでもなんとか喰らいついて。別の道が見えて、今に至るわけで。

こういった、非現実的な世界観とリアルな台詞が鬼滅の刃の魅力の一つでもありますよね。

あとはもう、煉獄さんvs猗窩座は呼吸忘れて魅入るほど。
日野さんと石田さんの戦いでもありましたよね。凄すぎてなんかもうわけがわからなくなる。

私はこんな、魂をぶつけ合う台詞を言い合ったことがあっただろうか。
(※自分自身が、です)
この先、掛け合うことはできるのだろうか。
と、思わずにはいられませんでした。

声優としての自分が泣き叫んだ作品でした。

まさに神作画

「目で追えない」

炭治郎の台詞とともに私も「早すぎ」と突っ込み。

これは…作画、どうなってるの?

TVシリーズも劇場版レベルのクオリティに、作画班に死人が出ていないかと余計な心配をしてしまうほどだったのですが、劇場版はTHE劇場版クオリティで「いやもう死人出たでしょ!!」と。

炎の呼吸がかっこよすぎる。

家の生業柄、作画にも自然と目がいってしまうのですが、今作はいったいどうなっているんだと思わずにはいられず、1回目を観たあとに即行で家族に訊いてしまったほど。

スタッフの皆さま。
本当に、本当に、こんな素晴らしい作品をありがとうございます。ありがとうございました。もう一度観に行きます。

さいごに

DVDを買うことはもう私の中では決定済なのですが、できるかぎり劇場で観たいです。すでに今月IMAXリピートは決定。

素晴らしい作品を観た後は決まって創作意欲がとてつもなくわいてきて、いま、まさにとある作品の企画書を本気で書き始めています。
初の試みもまたしようと思っています。

自分もこういう素晴らしい作品に関わりたいと強く願ったと同時に、作りたいとも思いました。
(もちろん今まで関わらせていただいたどの作品も素晴らしい)
血筋かな。クリエイター気質のほうが強め。

DVDでいいかな、とか、レンタルでいいかなとか思っている方。迷っている方。ぜひ、劇場で。ほんと、劇場で観てください。できればIMAXで。

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▲当事務所所属の水瀬真知と観に行き、煉獄さんの女化しました。

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▲普段ほとんどパンフレットは買わなくなったのですが、思わず豪華版を購入してしまいました。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンといい、今期のアニメ映画はすごいぞ…

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