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日常というものの底力

なんだこの面白さは。
ほんとうの幸せは日常にあるとか、日常を大切にするとか、
昨今では手垢のついた感のある言説だけれども、
そんなつるっとした表面だけの言葉では掬えない、
圧倒的な日常力を見せつけてくる日記本に出会った。
古賀汲子さんの『ちょっと踊ったり すぐにかけだす』

ここ2,3年、オンライン書店コトゴトブックスさんや本屋B&Bでイベント付きの本を買うたのしさにハマっている。
コロナ以後のオンライン化は、僻地在住者にとっては福音だった。
本屋B&Bが近所にあれば、いや車で1時間以内の場所でいいから、あってくれれば毎回参加するのに…!
と思いながら、興味をひかれてたまらないリアルイベントの告知をいつも指をくわえて見ていただけの身にとって、
オンライン視聴のみでもそういうイベントに手が届くようになったことで、運命的な本とそれを取り巻くあれこれとの出会いが格段に、ふえた。
Amazonでは出会わなかったであろう、見つけたとしても購入に至らなかったかもしれない本たちとの素晴しい出会いのおかげで、
ここ3年をイキイキと過ごした。

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すべて未発表、noteのみのエッセイです。

シェアハウスでゆるく共同生活をしながら、人生のあれこれについて小声でお話しするようなマガジンです。 個人的なこと、「これはシェアしたほうが…

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