大丈夫。泣くのは赤ちゃんのお仕事です。

親はいつから親になるのだろう。
命はどこから来るのだろう。
親とはどのような存在なのか、
子供とはどのような存在なのか。
親とはどうあるべきなのか、
子とはどうあるべきなのか。
親としてどう在りたいのか、
子としてどう在りたいのか。
混沌とした世界でおやこのみちを考える親子道を提唱しています。

はじめましての方もふたたびの方も
お立ち寄りいただきありがとうございます♪
ここからのお話がますます楽しい親子関係への
何らかの氣づきのきっかけと成ることができたなら幸いです。

わが子は目に入れても痛くないほど可愛い

誰が言ったのか…
いつから言われているのか…
本当に目に入れたらイタイ…。

『わが子は無条件にかわいい』

そう思えることは普通のことなのでしょうか?
そう思えたのなら、親子共に幸せなことなのだと思うのです。

お母さんは、赤ちゃんができたときから1つの体に2つの命が宿る神秘的な存在になります。
赤ちゃんは、お腹の中で徐々に大きくなり、やがて胎動を感じられるようになります。その時に思うのです。自分の中に自分とは違う命があることを…。
新しい命を感じて、自分の思い通りには行かない存在だと…。
お母さんが、起きていようが寝る時間だろうが関係なく、自由に寝て、自由に動く。それは日に日に強くなり、臨月になる頃にはお腹の形が変わるほど、力強く手足を伸ばして突っ張ってくる。
夜中でも関係なく…
(おちおち寝てもいられない)
まるで産まれてきたあとの生活を予告するかのように…。それでも、お腹の中にいる間は、「よしよし」なんて言いながらお腹をそっとさすって、そのまま眠ることができる。一体だから。

状況が変わるのは、産まれでたときから。完全に別の個体としての人生が始まる。そして赤ちゃん主体の生活が始まる。

出産が大変であれば大変なほど、産まれたあとの感動は大きくなる。
なんでも同じこと。
簡単にできてしまった事より苦労の末にできたことのほうが思い入れは強くなる。

いずれにしても、安産でも難産でも赤ちゃんは必死に生きようとする。自分の命を守るために「泣く」という唯一出来る技を全力で投入してくる。とてもシンプルに。

親はどうだろう。自分自身と赤ちゃんと守るものが2つになる。そして、赤ちゃんの様子と自分の状態を常に考えることになる。シンプルに自分優先という訳にはいかなくなる。どうしてもエネルギーの強いそして、泣いてうったえることしかできない赤ちゃんを優先することになっていく。

先人の知恵では…『子は親を映す鏡』という。
親の機嫌がいいと子も機嫌よく。親の機嫌が悪いと、不思議と子供もごきげん斜めに…これもよくあること。たとえお母さん自身が自分の機嫌に鈍感になっていても、赤ちゃんは関係なく感じとる。お母さんは、責められてると感じる必要はなくて、ただただ、自分を感じて自分をいたわって、赤ちゃんに「教えてくれてありがとうと」いう気持ちで、心を落ち着けて抱きしめれば、赤ちゃんも落ちついてくる。但し、これは、赤ちゃんがお母さんの機嫌を察知して、泣いていた場合。お腹が空いていたりオムツが汚れていたり、寒かったり暑かったり、病気だったりと赤ちゃん都合の原因がない場合のこと。

このことを知っていると知らないではだいぶ子育てが変わってくると思うのです。

お母さんが、
何で泣いてるの〜?と悲しくなればなるほど。
私のせいで泣いてるの?と苦しくなればなるほど。赤ちゃんはますます泣く。

夕暮れ時には、赤ちゃん都合で泣くこともある。お母さんはごきげんなのに。お腹も満たされているのに。おむつもきれいなのに。泣くことがある。大人だって夕暮れ時に寂しさを感じることがある。赤ちゃんも同じなのかもしれない。そう思うときもあった。

不思議なことに、赤ちゃんが泣くたびに今度は何かな?と観察しているうちに、だんだんと、泣く理由がわかるようになってくる。赤ちゃんも、徐々に泣き方を変えられるようになってくる。

元気に泣く赤ちゃんは心肺機能が強くなるらしいです。とするなら、泣くことは寝返りを打てない赤ちゃんには運動の一環でもあると思うのです。泣き声を注意深く観察すると、それもわかるようになるかもしれません。

穏やかな言葉をかけながら泣いている理由を赤ちゃんに訪ねて見てください。その時に手を使ったジェスチャーを加えると意思の疎通がしやすくなります。ベビーサインという表現で紹介されているのはその一つ。

私の場合、手をグーパーしながら「お腹すいたの?おっぱい?」と聞くようにしていたら、そのうちに、泣きながら手をグーパーするようになりました。お腹のあたりをとんとん叩きながら「おむつ汚れた?おしっこ出た?うんち出た?」と聞いていたらお腹をトントンするように。完璧ではないけれど、うまく意思疎通ができることもありました。

泣いている赤ちゃんを長くほおっておくのは問題ですが、神経質にならなくても大丈夫。深呼吸して、平常心を取り戻すくらいの余裕は問題なしです。但し、激しくいつもと違う泣き方のときには注意が必要です。

泣いてばかりいる幼稚園生はほとんどいません。ということは、今は泣いてばかりの赤ちゃんも、それは期間限定で、いずれ終わりは来ます。そう遠くはない未来にです。

どうか心穏やかに赤ちゃんとすごせるお母さんが増えますように…
期間限定の赤ちゃんとの生活を楽しめるお母さんが増えますように…
そして、毎日。今日も私はよくやった!赤ちゃんとの生活の楽しいことを探せたとご自愛くださいね✨💖✨

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