見出し画像

秋の文学少年幻覚まつり ガラスペン編

おとあそびASMRはいいぞ!というオススメを、すっごく主観的に記事にしてみたものです。文字でちょこっと追体験になったら、願わくば入口になったらいいなあと思います。


メインカルチャーに親しむ勝くんがたすかりすぎてしんでしまった。

「おお オタク!しんでしまうとはなさけない」
「いいえ おうさま オタクとはそれをこそ望むいきものなのです」 
「えぇ……(困惑)」


2020.9.26 音を楽しむ、おとあそびASMRは「文房具 」回でした。

ASMRにも色々ありますが、勝くんのおとあそびは毛色が珍しく、純粋に心地よい音を探究する企画となっています。
たとえば小豆や手袋、スクイーズ、タイピングなど。日常の小物たちの意外性に、世界が広がりますし、勝くんと一緒にこれいいね~~!って目をきらきらさせる時間が大好きです。

今回は文房具です。誰でも聞き覚えがあるのに、とってもいい音!懐かしくて心地よくて知的好奇心も満たされる!

万人におすすめできるものとなっています。ASMRの入口にいかがですか?↓

!イヤホン推奨!



さて、文房具屋さんで、色んな濃さの鉛筆や紙、文具を集めてきた勝くん。

ガラスペンに一目惚れしてしまったんですって。

良い……。その現実がもう二百点……!

(ちなみに、ゴッホの『星月夜』がテーマのもの。検索すると、ブルーのねじねじにイエローの差し色が爽やかで愛らしいガラスペンだった。美しいものが青いのってどうしてこんなに魅力的なんでしょうね。
配信中、私の観測範囲だけでも3本売れて、各所で入荷待ちになったという出来事も記しておきます。私も買った。 )

見惚れてしまってすこし迷って、どきどきしながら持ち帰ることにした勝くん。
「買ってしまった」って子猫を拾ったみたいにツイートで報告してくれたところまで、すごく微笑ましくて、そんな売り場での様子を想像してにこにこしてしまった。地球屋さんをみつけた雫ちゃんみたい。宝石みたいな情景を有難う。


でもそれは、始まりに過ぎなかった──。

文学少年オタクは死んだ。あまりの質感に息を止めて震えることしかできなかった。
待っていたのは、夢中で書き物をしている勝くんという、最高の質感。
それだけじゃない。
ガラスペンの構造の完成度に気付いてゆく心底感心した声。音を聞かせるという目的以上に没頭しているのが伝わる沈黙。カッターで鉛筆を削る中学生らしいアナログさ。
挙句、この子『春と修羅』を写してる……?宮沢賢治、の……?

溺れる……ッ 質感の、暴力…………!!
まさる、あまり私を喜ばせない方がいい……そこまで真っ当に文学少年されると、心臓が弾けてしまうからなァ……!(すごく素敵ですありがとう)
最高だった。マジで。幻覚にも節度があるぞと思いつつ、どうしても捗ってしまいますね。

Vtuberはどうしようもなく今を生きているので、書き物に夢中になれば何分でも没頭して、放送中はカット編集なんてないし、いずれ書き疲れてしまう。
きっとずっと、私はそういうものが聞いていたかった。ほんとうに、いつまでもいつまでも聴いていたかった。どんな文芸も映画も漫画も、こればかりは成し得ないのでは?

大好きな心地いい少年が、インクまだ切れないんだな。すごいなあ。たのしい!って呟きながら、カリカリスリスリと書き物をしている。トータル1時間くらいは書いてたかな?(体感) 
それを聴き届けられる幸せ。まるで図書館や喫茶店で隣り合わせたみたいに。なんなら「好きだよ」って言われること以上に多幸感があるかもしれない。
そんな推しがいてくれることがありますか?中々ない。Vtuberってすごい!


もう本当に楽しそうで、いい放送だったなあ。
だってね、マイクにぶつかっちゃったんだよ?楽しくて夢中なあまり。
楽しくてぶつかっちゃった音だなんて福音が過ぎる……。祝福されてしまう。された。

ガラスペン、買ってよかったね。
見た目はもちろん、文房具の仕組みがよく出来ていることにどんどん気付いて、素直に感心しているところが微笑ましくてよかった。
インクが途切れなくて長持ちすること、大切にすればいつまでも使えること、ペン先の角度で太さが変わることや手が汚れないこと。理解しながらたくさん感動していたね。

これらを、リアルタイムで。本当に、彼らには不意打ちのように幻覚を追い越されてしまう。敵わない。
よかったね、よかったねえ……!ってひたすらにニコニコしてた。
(しかし、朗読とピアノ練習と文房具配信で異様喜んでるの、自分の性癖というか、勝くんに見たい幻覚を自覚させられてしまった感がある)


少年よ、美しい文房具を抱け……。



P.S  音の感想

文房具の音、予想以上に心地良くて、未知感にワクワクするのに、眠れてしまうくらいリラックスも出来る不思議な音だった。

何より文具に感動したり、うっかりぶつかってしまう位、楽しすぎて夢中なまさるくんの様子も伝わってきて併せて精神の健やかさが最高になった…。

文具が人間の耳にとっても心地良いことが、不思議で新しくて面白かった~~!
鉛筆がぶつかるとコロンコロンして、飴みたいな木の音がしてよかったし、色えんぴつは音からしてもう絵本みたいでよかった。安全ピンは「?」と思ったけど、繋いだものをチャラチャラと揺らしてくれて、これは金属版金平糖の精の踊りかな、手の中で踊らせてるの?かわいいねと思った。
勝くんとコメント欄のみなさんの感想がなんだかいちいち微笑ましくて、雰囲気がいいなあと楽しく読んでいました。


いや~~~素直に良い夜長だったな!
良質な音と秋の文学少年をありがとう。

🎑🎑🎑✏✒📄📏✂🧷👓🎑🎑🎑




追記
ガラスペンを開封したので、載せてみます。たしかにこれは実物の方が綺麗。くるくる回すとトリックアートのようで魅入ってしまう。このネジネジの窪みのお陰で持ちやすくもあって、純粋に文具としてもいい買い物をしたなあ、勝くん。 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?