マガジンのカバー画像

日々是短歌、ひりだす哉。

67
素人俳句です。 手元に一冊「短歌研究2021年6月号」を持ち、それを頼り(ほとんどバイブル)に日々一首をひりだしていきます。
運営しているクリエイター

#プロット

文学的な或る仮設/ 20240521tue(400字)

《リョウはセナのノートの登場人物だ。スーパー白馬の謎の襲撃事件に遭遇してタイムループに巻き込まれる。タイムループのなかで、リョウはじぶんの身代わりに際限なく死ぬセナを守るべく、凄まじい成長を遂げる。セナのノートの内容を変えてしまうほどに》この仮設が通るならば、セナのノートにそれ以前に登場した別の登場人物たちもリョウとおなじように、別の角度で何らかの形で変化をしているはずだ。となると、他の登場人物たちは、リョウが変化させたセナのノートの裏(行間)で、おのおの変化していることに

「スーパー白馬襲撃事件」のタイムループの構造(マクガフィンのバトンタッチ) / 20240519sun(23904文字)

「スーパーマーケット白馬の襲撃事件」のタイムループの構造 ■スーパー白馬の駐車場に到着。 運転手はケータイを盗んで逃走。 ■□ ➡︎後(別の章)にて、午後三時に、北陸タクシー魚津支店に辰吉耳男(綿鍋銀次の手下)が現れる。辰は銀が少年たちに渡したケータイ(インストールされたさまざまなアプリにはそれぞれに1000万円分のポイントがある)を取り返しにきたのだ。北陸タクシー魚津支店の事務所に乗務員ワタベミノル(窃盗癖・前科有り)を詰めて、また黒いプリウスで白馬まで引き返させる。

ある「化石」の仮説 / 20240504sat(400字)

最近「村◉春樹」の言葉を使った記事を書いた応報でじぶんのページに村◉春樹が上がってくる。うんざりだ。 物語を書くことはじぶんの無意識に眠った化石をそのままの形で掘りだす作業だ。じぶんを信じて書けばいい。S・キング 彼から知る前に、ぼくは薄々じぶんの内部で察知していた。 三月ぼくはプロット(物語の骨格・青写真)を作成した。 すべての伏線をラストシーンで完全に回収する。それがエンタメ作品だ。 師匠のことばが頭に引っかかる。 S・キングと記者出身の師匠の言葉は矛盾する。

エンタメ版のマクガフィンの問題 / 20240430tue(398字)

マクガフィンは小説や映画などのフィクションにおけるプロット・デバイスの一つ。話を進めるために用られる作劇上の概念。 ヒッチコックのマクガフィンの定義はプロットの進展に必要であるものの観衆はさほど気に留めないオブジェクト(ネックレスや書類)。対してジョージ・ルーカスは「まるでヒーローと悪役の決闘シーンのように観客を虜にするものでなければならない」と語る。 ぼくはルーカス版「悪役:綿鍋銀次」を物語に登場させた。とはいえ、マクガフィンだ。綿鍋銀次が死ぬと物語は急速に力を失った。

400字日記をリニューアル!

400字日記をリニューアル! 日記に通底するテーマ 「すべては作家人生のために」 400字に入れること ➡︎日々に見た感じたもの(具象) 400字をどのような形式で見せるか? ➡︎「第三者がひとめ読んで内容がわかる400字にする」 別に、さいごに「短歌の31字を入れる」 つまり 「自由律日記」➡︎369字 「短歌」➡︎31字 合計400字で構成された日記スタイルだ。 注意 今日はレクリエーション記事です なので明日も本文はおなじ記事を載せます。 以下、四百文字