真夜中のサーカ・A
私は太陽を求めて歩く。
一歩また一歩と、休むことなく。
明るい場所に君がいないと、
まだ夜にいるのだと、私にはわかる。
夜の果ての果てに、
君は私の詩を理解するよ、
そうに決まってる。
君は大人にも子供にもならず、
屁理屈ばかりで、笑顔もぎこちない。
声はうわずり、顔も赤らめて、
君は私の場所を避けようと動いてる。
夜の果ての果てに、
君は私の詩を理解するよ、
そうに決まってる。
喜劇が君を不安にし、
悲劇が君を後悔させる。
君は役者たちの演技を止めることに、
無駄な時間を費やしている。
夜の果ての果てに、
君は私の詩を理解するよ、
そうに決まってる。
真夜中に、悲鳴を聞いたーー
それ以来、暗闇で迷う君を想う。
嘘が君をサイコロに縛りつけ、
真実が君を氷に閉じ込める。
心の痛みはけしてゲームではないよ。
逃げ回るつもりなら、恥を知るがいい。
夜の果ての果てに、
君は私の詩を理解するよ、
そうに決まってる。
理想が大きくなるごとに君は小さくなる。
今じゃ壁にとめるカレンダーの画鋲くらい。
情熱が私のドアを開けるが、
理性は君を床に押さえつけたままだ。
夜の果ての果てに、
君は私の詩を理解するよ、
そうに決まってる。
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